12月15日に来日講演、米国トップスポーツの現場で学んだチーム作り  野球に限らず、フロント、選手、スタッフら、様々な役割の人が一丸となって、優勝という一つの目標に向かって進むスポーツ組織の在り方は、ジャンルの枠を越えて多くの組織から注目を…

12月15日に来日講演、米国トップスポーツの現場で学んだチーム作り

 野球に限らず、フロント、選手、スタッフら、様々な役割の人が一丸となって、優勝という一つの目標に向かって進むスポーツ組織の在り方は、ジャンルの枠を越えて多くの組織から注目を集めている。個人の力を最大限に発揮するにはどうしたらいいのか。チームとしての可能性を最大化するにはどうしたらいいのか。そんな疑問に対する1つのヒントが12月、スポーツ大国アメリカからもたらされる。

 競争の激しいMLBの中でも優秀な人材育成に定評があるのが、平野佳寿投手の所属するアリゾナ・ダイヤモンドバックスだ。ダイヤモンドバックスのヘッドトレーナーを務めるケン・クレンショー氏の元から、数々の優秀なトレーナーたちが他球団は元より、他競技へと羽ばたいていった。クレンショー氏が説くのは、一人ではなく仲間と協力しながら、チームとしてよりハイレベルなパフォーマンスを目指す「チームアプローチ」。2018年にチームに加わり、そのアプローチを自ら体験するのが、日本人女性初のMLBトレーナー、谷澤順子氏だ。

 ダイヤモンドバックスに入団する前は、米国陸上オリンピック代表チームのトレーナー、2017年WBC米国代表トレーナーなどを務めた谷澤トレーナーが12月15日に来日。同日の午後1時から東京都新宿区にあるCLIMB Factoryで講演会を開催し、自身の経験を経て感じたチームとして働くことの重要性、ダイヤモンドバックスが持つチームビルディング哲学などを伝えるという。スポーツ組織だけではなく、企業、学校、地域の集まりなど、様々な組織作りに役立つ興味深い講演会となりそうだ。(Full-Count編集部)