「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者で世界80位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。6-3、6-2でジョ…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者で世界80位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。6-3、6-2でジョコビッチが勝利し、同大会初出場にして初優勝を飾った。これでジョコビッチの今季獲得タイトルは4個、通算獲得タイトルは76個となった。

両者は過去に2度対戦しており、ジョコビッチの2勝0敗。これで対ミルマン戦を3連勝とし、改めてその強さを見せつけた。

第1セット、ジョコビッチが第4ゲームでブレークして先行。そしてそのままリードを保ち、6-3で第1セットを先取する。

第2セットの第1ゲームでブレークしたジョコビッチは、第3ゲームでもブレークに成功し、2ブレークアップとリードを広げる。そしてサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲームでも、完璧なサービスゲームを披露。6-2で第2セットを連取して優勝を決めた。

終始優位に試合を進めたジョコビッチ。ブレークチャンスでは4本中3本を決め、ワンチャンスをものにしてきた。また、ミルマンにはブレークポイントを1本も握られることなく、盤石な守りと驚異的な攻撃で勝利を手にした。

ジョコビッチは来年開催される東京オリンピックも踏まえて、同じ会場で行われる「楽天ジャパンオープン」に今年初出場。これまで獲得したことがない唯一のビッグタイトルである、オリンピックの金メダル獲得へ向けて、大きな手応えとなる優勝となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」でのジョコビッチ

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)