9月10日から12日にかけて行われた関東大学秋季対抗戦。シングルスとダブルスの勝ち点で競う現体制で臨む最後のリーグ戦となったこの大会だったが、3日間通してスコアが振るわず、出場チーム中の最下位という厳しい結果に終わることとなった。

 この大会ではまず全出場8チーム中、春季対抗戦(関東大学春季Bブロック対抗戦)の結果が1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位だった大学同士で戦い、勝った大学がそれ以降の4位以上の決定戦に臨み、負けた大学が5位以下の決定戦に臨むという仕組みがとられた。8月に行われた早慶戦から約1か月。※8位に沈んだ春季対抗戦(関東大学春季対抗戦)からの挽回を期すため、合宿などを通して実戦を意識した練習や、選手個人個人のウィークポイントをつぶす練習を行ってきた。そんな中迎えた初日は、春季で1位となっていた法大との対戦となった。シングルスで3勝3敗と互角に渡り合うも、ダブルスで1勝4敗と大きく負け越し、トータル4-6で惜敗。上位半分への進出への可能性はこの時点で絶たれることとなってしまう。

 

ダブルスでバーディーを決め、ガッツポーズする二村

 二日目は同じく初戦で山梨学院大に敗れた中大との戦いとなったが、シングルス、ダブルスともに振るわず、トータル2-8で完敗。そしてここで敗れればCブロック降格が決まってしまうという三日目を迎える。同様に初日、二日目と敗戦した神奈川大との一騎打ちとなり、白熱したデットヒートを見せることとなる。その中でも特に活躍が光ったのは押田凌大郎(スポ4=千葉・長生)だった。初日、二日目はなかなかスコアが伸びなやんだものの、最終日には「思い描いていたものに近いゴルフができた」とシングルス、ダブルス両方で勝ち点を獲得するなど、チームをスコアでけん引した。しかし、他選手が神奈川大相手に苦戦してなかなか勝ち点を挙げられず、結局4-6で惜敗した。


試合後、神奈川大の選手と握手を交わす押田

 神奈川大との戦いで敗れたことで、昨年の春季対抗戦以来となるCブロック降格が確定した。Aブロック昇格を目標に日々突き進んできていた中で、現体制最後となるリーグ戦を何とも悔しい形で締めくくることとなってしまった男子部。「申し訳ない」と永田耕平(教3=東京・駒場)が悔しさをにじませたように、不本意な結果ではあったのかもしれない。しかし、この悔しさは絶えることなく、次世代の後輩たちに受け継がれる。この代で見せた4年生を中心とした結束力をそのままに、来年以降暴れてくれることに期待したい。

(記事、写真 篠田雄大)

※記事が大幅に遅れてしまい申し訳ございません

※マッチプレー制のため、スコアはなし

※パーは72

※実際の春季対抗戦では早大は6位だったものの、Aブロックからの降格なども合算し8位扱い

コメント

二村健人主将(社4=東京・早実)

――この大会全体を振り返ってください

個人的にはポイントが全く稼げず、主将として、もっとやらなければいけなかったなと思います。ただ、後輩たちが自分や、他の4年生を信じて戦い続けてくれたので、それまでの過程としては悔いなくできたと思っています。

――早慶戦後から今日を迎えるにあたり、どのような練習をされてきましたか

リーグ戦がタフになることが予想できていたので、しっかりと実戦を想定した練習を積み重ねてきました。

――このリーグ戦が、早大というチームの一員として戦う最後の機会になりますが

早稲田というのは他の大学と比べても、礼儀などの人としての基本的なところを日頃から部活として磨いていているチームで、自分たちはそれをしっかりと後輩にも継承できたと思うので、来年以降も頑張ってほしいです。

――早大ゴルフ部としての4年間を振り返ってください

最初は部活に慣れていくという部分に関して大変さが大きかったです。その中でも同期の支えというものが非常に大きくて、一緒にペナルティを受けてくれたりと、へまをしてしまう自分をよく支えてくれました。また、先輩方からも色々なことを教わったりと、本当に人との関係が分厚い4年間でした。

――1年間主将という重責を務められました

やはり、トライアンドエラーじゃないですけど、毎回何かに挑戦してというところが自分の中でとても難しかったです。もっと挑戦してもよかったのかなと思う部分もありますけど、この1年間はいかに後輩たちに能力を引き出させるかということを考えていたので、もっとそれをできればこのような8位という結果にはならなかったのかなと思います。

――後輩たちへの今後のメッセージをお願いします

来年以降大きくジャンプアップするためにはしっかりと沈み込まないといけないと思うので、今年のこの悔しさを糧に頑張ってほしいです。

――ご自身の今後の目標をお聞かせください

このゴルフ部で学んできたことを社会に出てもしっかりと活かせるように頑張りたいです。また、社会人になってもゴルフ部には所属する予定なので、早稲田らしさを忘れずにプレーできたらと思います!

押田凌大郎(スポ4=千葉・長生)

――この大会全体を振り返ってください

なかなか自分が思い描いていたゴルフができないことが多くて、初日、2日目となかなかスコアが出ずに申し訳なさを感じていました。プレーに関しては最後のリーグ戦で出し切ることは出来たのですが、本番に向けてなかなかピーキングしきれなかったことは悔しさが残りました。

――早慶戦後から今日を迎えるにあたり、どのような練習をされてきましたか

早慶戦の時点ではアプローチパターの精度がなかなか上がりきっていなかったので、ショートゲームを中心にここまで練習を重ねてきました。

――このリーグ戦が、早大というチームの一員として戦う最後の機会になりますが

最後に後輩たちにCブロック降格という結果を残してしまって、来年の春にそこから戦わなくてはならない状況を作ってしまったことは最上級生として本当に申し訳ないです。本当に悔しい気持ちしかないのですが、4年間で計8回のリーグ戦をエンジのユニフォームを纏って戦えたことは、このチームに入って一番良かったことでした。

――早大ゴルフ部としての4年間を振り返ってください

やはり高校生の時とは違った厳しさが大学にはたくさんあって、ただがむしゃらに頑張っていた下級生のころからどんどん学年が上がって成長していくにつれて、チームをまとめる難しさというものを感じました。そして1年生の春からリーグ戦はすべてレギュラーとして出させていただいたのですが、1年生の時に感じていたプレッシャーと4年生になって感じるそれとは、全然違うもので、最上級生というのは責任が重いということを痛感したので、すごくいい経験になりました。

――ご自身最後のリーグ戦ということでお母さまがお越しになられていました

最後だったので、僕のゴルフを見たいと言って来てくれたんですけど、シングルスで少し自分の思い描いていたものと近いゴルフをすることができ、一番にお世話になった親にそのような姿を見せることができて良かったです。

――後輩たちへの今後のメッセージをお願いします

まずは4年生としてこのような結果を招いてしまって本当に申し訳ないということです。また、去年同様Cブロックからの出発になってしまうんですけど、面倒を見てきた後輩なので、きっとまたすぐにBブロックに返り咲いて、Aブロック昇格を成し遂げてくれると信じています。頑張ってもらいたいです。

――ご自身の今後の目標をお聞かせください

もう今後早稲田としての団体戦に出ることはないですけれど、あとは個人戦の朝日杯予選(朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権関東地区予選会)と朝日杯(朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権)が残っているので、そこで今まで経験してきたことを伝えて、少しでも良いゴルフ部を残したいという風に考えています。

永田耕平(教4=東京・駒場)

――この大会全体を振り返ってください

自分の練習不足が露骨に出たなという感じがしました。僕自身学連をやっていて練習できない日が多くて試合前などに13日くらい家に帰ることができなかった日をもあったので、そのような部分でやっている人とやっていない人との差が出てきたのかなと思います。

――このリーグ戦が、早大というチームの一員として戦う最後の機会になりますが

自分の中で限られた時間を使ってやれるだけのことはして臨んだ試合だったので、悔いはないと言ったら嘘になりますけど、やり切った試合ではありました。そのような悔しさも含めていい思い出になったと思います。

――早大ゴルフ部としての4年間を振り返ってください

まあ良かったんじゃないですかね(笑)。二村(健人、社4=東京・早実)や押田(凌大郎、スポ4=千葉・長生)と4年間苦楽を共にして、同じ釜の飯を食って本当にいい仲間に出会えたと思ってますし、自分の中でかけがえのない存在に出会えた4年間でした。

――後輩たちへの今後のメッセージをお願いします

本当にごめんなさいの一言です。自分達の代でAブロックに上がることが出来なくて申し訳ないという気持ちでいっぱいです。主将の二村にもみんな頑張ってついていっていたし、きついこともいろいろとあったと思うんですけど、それでも結果を残すことができませんでした。それに関しては完全に最上級生である自分たちの責任なので、申し訳ない思いです。

――ご自身の今後の目標をお聞かせください

将来自分がどうなっているかわからないですけど、ゴルフ部を温かく見守っていけたらなと思っています。