阪神―中日25  4回阪神1死一、二塁、大山が中前に先制打を放つ。捕手加藤=甲子園【写真提供:共同通信社】


■大山悠輔(阪神)
○3-0vs中日(甲子園)
打撃成績/空三振、中安①、二飛、遊ゴロ

 阪神の大山悠輔が奇跡のクライマックスシリーズ(CS)進出に導く決勝タイムリーを放った。

 21日の広島東洋との直接対決に勝利し、そこから3試合連続完封勝利を含む5連勝。勝てば大逆転でのCS進出という最終戦で、4番のバットが0対0の均衡を破った。4回裏、1死1、2塁のチャンスで大山がセンター前へ先制打を放った。カウント1-2と追い込まれたが、ファールで2球粘り、ボールの後、7球目の変化球を打ち返した。大山は「打ったのはツーシーム。勝つしかない大事な一戦で先制点を取ることができてよかった」と値千金の一打を振り返った。

 前回対戦でノーヒットノーランを喫した中日先発の大野雄に対して、この日も4回1死までパーフェクトに抑えられた。しかし、大野雄が3回1/3を自責点0で抑えれば防御率1位のタイトルが確定するため交代し、代わった三ツ間からすぐにCS進出への先制点を奪った。

 今季は開幕4番でスタートした大山だが、打撃不振で8月に6番に降格となった。その後は7番、8番、さらにスタメン落ちも経験したが、9月28日の横浜DeNA戦から4番に復帰していた。29日の中日戦ではダメ押しの2ラン本塁打を含む2安打を放ち、チームにとって今季最も重要な試合で4番の仕事を果たした。

 紆余曲折のシーズンを終えた若き4番が、CSの舞台でも再び奇跡を起こすべく、最終戦で復権の狼煙を上げた。