日本ハムの栗山英樹監督が21日、チームの底力を見せての逃げ切り勝ちを喜んだ。■底力を見せて逃げ切り、前日救援失敗の左腕を称賛「さすが宮西という試合」 日本ハムの栗山英樹監督が21日、チームの底力を見せての逃げ切り勝ちを喜んだ。 首位ソフトバ…

日本ハムの栗山英樹監督が21日、チームの底力を見せての逃げ切り勝ちを喜んだ。

■底力を見せて逃げ切り、前日救援失敗の左腕を称賛「さすが宮西という試合」

 日本ハムの栗山英樹監督が21日、チームの底力を見せての逃げ切り勝ちを喜んだ。

 首位ソフトバンクに前日までに2連敗。この日は引き分けるか、負けるかでソフトバンクの優勝マジック29が点灯する一戦だったが、4-2で逃げ切り勝ち。チーム力で同一カード3連敗を阻止し、栗山監督は少し表情を緩めた。

「開幕からずっと3タテだけは食らわないようにと思っていた。3つとられると大きなものとなってしまう。選手たちがよく頑張ってくれたと思う」

 先発の加藤が6回4安打2失点と粘投。2点リードの8回は前日にリリーフ失敗した宮西が無失点でつなぎ、9回は守護神・マーティンとつなぐ勝ちパターンで逃げ切った。

「こっちとしては当たり前のように(宮西で)いっている。これだけプレッシャーのかかる試合で、さすが宮西という試合だった。うちは中継ぎで勝っていくチーム。自分たちの形を出せば勝ちやすくなる」

■3番・大谷と4番・中田がタイムリー、「ここから主役が仕事をしないと」

 打線では3番・大谷が初回の先制適時二塁打を含む今季7度目の猛打賞をマーク。4番・中田も3回にタイムリーを放つなど2安打を放ち、10安打で4点を奪った。

「ここから主役が仕事をしないといけない。この時期は大勝することはありえない。必ずチャンスが来ると思って、粘って自分たちの形を作るだけ」

 23日からはQVCマリンでロッテ3連戦。0.5ゲーム差の首位・ホ ークスに食らいついていきたいところだ。