◆JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆

9月15日 対産能大 国士大町田キャンパス


関東2部リーグ後期開幕戦が15日に行われた。産能大と対戦した立大は38分に井浦(済4=東久留米総合)のヘディングゴールで先制するも、56分に失点し引き分けに終わった。勝ち点を獲得したのは4試合ぶりで、第9節以降続く連敗は「3」でストップしたが、順位は変わらず11位と降格圏内に沈んでいる。


38分、コーナーキックに頭で合わせた井浦(左)

「利き足は頭」。“空中取締役社長”の異名を持つ井浦智史が、この日も空中戦で輝きを見せた。3分に4連続でコーナーキックのピンチを迎えるも、相手FWよりも高いヘディングでクリア。幾度となくマッチアップしたAC長野パルセイロ内定のFW・吉田伊吹(4年)に対しても、「当たり負けせずに戦うことができた」と仕事をさせなかった。

歓喜の瞬間は38分。右サイドからのコーナーキックに頭で合わせ、今季2得点目となる先制点をマーク。「(CKからの得点は)いつも通りの形。チーム一丸となって決めることができた」。ゴール左隅に吸い込まれるボールを見届けると、両手を広げ応援団のもとへ駆け寄った。


ゴール後は一目散に応援席へ駆け寄った

関東リーグ戦の出場は第8節の青学大戦(2−1○)以来、4試合ぶり。第9節以降は菅原(コ3=横浜FC・Y)がCBで出場したが、前期最後の3連戦は計11失点と守備が崩壊。吉田(コ4=JFAアカデミー福島)や宮倉(法2=川越東)を欠いた攻撃陣も振るわず、チームは降格圏内の11位で前期を折り返した。

1ヶ月以上の中断期間を挟み迎えた後期開幕戦。背番号4がピッチに姿を現すと、“井浦コール”がこだました。「応援のみんなには、チームとしても個人としても本当に助けられた。点を決めたら絶対に応援席に行こうと決めていた」。どんな時でも声援を送り続けてくれる仲間に“ゴール”という形で恩返しをすると、得点後は紫の歓喜に包まれた。


得点を決め、応援団に向けてガッツポーズ

昨シーズンは井上(18年度卒)とCBでコンビを組み、昇格1年目のチームを堅守で5位に導いた。副将として迎えた今季は苦戦が強いられているが、井浦は決して下を向いていない。ホーム・富士見総合グラウンドに国士大を迎える次節は「無失点に抑えて勝ちます」。自主集中応援試合となる大一番では、今度こそ“勝利”という形で仲間に恩返しをするつもりだ。

(9月21日・小根久保礼央)

【戦評】
3分に4連続でコーナーキックのピンチを迎える。6分にはGK・栗山(観4=初芝橋本)の頭上を越えるループシュートを放たれるも、田中(法3=桐光学園)がクリアし守りきる。立大は17分に武智(済3=駒澤大学高)のボールカットからチャンスを作り、桂島(法3=八千代)がミドルシュート。直後の18分にも武智のふわりとしたパスから中上(文4=ジェフユナイテッド千葉Y)が抜け出しゴールキーパーとの一対一の場面を迎えた。徐々に相手ゴールに迫ると、38分に右サイドのコーナーキックに井浦が頭で合わせ先制。前半を1点リードで折り返す。
後半序盤は相手ペースに。4分にコーナーキックからピンチを迎えると、9分には右サイドを崩され失点。同点のまま迎えた後半19分には木本(文3=都立駒場)、23分にはエース・吉田を投入。37分には木本が強烈なミドルシュートを放ち、41分には木本から中上と繋ぎゴールに迫るも、最後まで勝ち越しゴールを奪えず試合終了。立大は4試合ぶりに勝ち点を獲得し、第9節以降続く連敗を「3」で止めたが、順位は変わらず降格圏内の11位に停滞している。