DeNA―巨人23  9回に2本目の本塁打を放ち、笑顔でナインとタッチを交わす巨人・坂本勇=横浜【写真提供:共同通信社】


■坂本勇人(読売巨人)
○9−4 vs横浜DeNA(横浜スタジアム)
打撃成績/中本②、三ゴロ、中飛、投犠打、右本①

 読売巨人の坂本勇人が優勝への天王山で2本塁打の大暴れ。チームの連敗を止め、優勝に王手をかけた。

 優勝マジック4ながら3連敗を喫し、3ゲーム差に迫られた中で迎えた2位・横浜DeNAとの直接対決。敵地での異様な雰囲気の中で試合が始まったが、その空気を坂本がひと振りで一変させる。初回、無死1塁で第1打席、先発の平良拳太郎の3球目、141キロのストレートを捉えてバッククスリーン左へ叩き込む先制の38号2ラン。「初回に先制点がほしかった。いい感触で、ひと振りで仕留めることができて良かった」と喜んだ。

 トドメも坂本の一発だった。6対4で迎えた9回表、先頭打者として打席に入ると、国吉佑樹のカウント1-1からの低めの150キロのストレートを、今度は逆らわずにライトスタンドへ放り込む技ありの39号ソロ。チームを快勝に導いた。

 「やっぱりキャプテンがね、非常に価値のある2本の本塁打を放ったと思います」とは原辰徳監督。持病の腰痛を抱え、決して万全のコンディションではない中での2本塁打。守っても華麗な遊撃守備で、攻守においてチームを引っ張った。

 優勝マジックを2として優勝に王手をかけただけでなく、この日の2本塁打でシーズン40本塁打にもあと1本とした坂本。過去に遊撃手で40発を放ったのは1985年の中日・宇野勝(41本塁打)のみ。名実ともにナンバーワンの称号へ。巨人の坂本が、いよいよ日本歴代最強のショートとなる日が近づいている。