他大の追随を許さない。対抗戦3戦目は外国人留学生を擁する日体大との一戦。開始早々から勢いに乗った明治はトライを連取し、前半で54得点。後半に入っても得点を重ね、103点差をつけて完封。筑波大、成蹊大に続く連勝で、対抗戦・前半戦を最高の形で…

 他大の追随を許さない。対抗戦3戦目は外国人留学生を擁する日体大との一戦。開始早々から勢いに乗った明治はトライを連取し、前半で54得点。後半に入っても得点を重ね、103点差をつけて完封。筑波大、成蹊大に続く連勝で、対抗戦・前半戦を最高の形で締めくくった。

◆9・15 関東大学対抗戦(足利市総合運動公園陸上競技場)

▼対日体大戦

 ○明治103 {54ー0、49ー0} 0日体大

 疾風怒濤の攻撃で難敵を打ち負かした。ゲームが動いたのは前半7分。BK陣が相手のラインを崩す、テンポの速い展開で前進。「うまくスペースにボールを運べた」(キャプテン・フッカー武井日向・商4=国学院栃木)。相手のギャップをついたスクラムハーフ飯沼蓮(営2=日川)からパスを受けた武井がインゴール右隅にグラウンディング。このトライを皮切りにチームに勢いがつき始め、その後も得点を連取。前半を54ー0で折り返した。後半に入っても攻戦一方の展開は変わらず。「自分たちのラグビーができた」(ナンバーエイト坂和樹・政経4=明大中野八王子)。左ウイング山﨑洋之(法4=筑紫)を始めとしたBK陣の縦を突く鋭い攻撃で得点を重ね、最終的に15トライ103得点。途中メンバー交代がある中でも、終始試合の主導権を握り続けた明治。昨年度の対抗戦(○31-17)で苦戦を強いられた相手に、今年度15人制初のパーフェクトゲームで白星を飾った。

 選手各々がスポットライトを浴びた。切れ味鋭いステップで相手を翻弄した山﨑は今試合、計3本のトライを挙げるハットトリックを達成。またスタンドオフ山沢京平(政経3=深谷)はコンバージョンキック14本全てを沈める大活躍を見せた。「試合の内容にフォーカスすることで次につなげる」(坂)。結果よりも内容を重視することが連勝に起因しているのは間違いない。ここからはワールドカップ期間(9月20日~11月2日)に突入する。「この期間でいかに成長できるか」(武井)。チーム力を一段と上げて、より強くなった明治に期待がかかる。

[内山嶺]

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