プロ野球ファンなら一度はドラフト会議で自分の名前が呼ばれる妄想をしたことがあるはずだ。私事だが、そんな妄想が現実になるかもしれない。 今年で2年目となるeBASEBALLプロリーグ。先日、2019シーズンを戦う選手を選出するeドラフト会…
プロ野球ファンなら一度はドラフト会議で自分の名前が呼ばれる妄想をしたことがあるはずだ。私事だが、そんな妄想が現実になるかもしれない。
今年で2年目となるeBASEBALLプロリーグ。先日、2019シーズンを戦う選手を選出するeドラフト会議の指名候補者が発表された。1勝も挙げられなかった昨季からの巻き返しを狙う2017年全国大会王者の前田恭兵(マエピー)選手や全国中学高校生大会で優勝した柳虎士郎(ゆさ)選手らが注目選手に名を連ねた。恐れ多くも、私も注目選手の一人としてeドラフト会議の候補者に選出された。
今季のeBASEBALLプロリーグは1球団4名ずつで構成され、総数は昨季より12名増の48名となる。各球団は昨季在籍していた選手のうち、最大で2名まで継続契約をすることができる。10球団が2名の選手と継続契約をし、中日とヤクルトは継続契約をしなかったため、残る枠は28名。eドラフト候補に残った約40名の中から指名される。継続契約選手のいない中日とヤクルトは4名、その他の球団は2名を指名することとなる。eドラフト会議は4巡目まで指名を行い、1~3巡目は入札抽選方式で行う。4巡目は昨年のeペナントレース順位の逆順に指名を行う。なお、中日とヤクルト以外の球団は2名の継続契約選手がいるため、指名権が3巡目から与えられる。
新戦力を重視した指名か、昨季の経験を重視した指名か、各球団のeドラフト戦略が見どころになりそうだ。
新戦力で注目なのは3名の現役高校生選手だ。前述の柳選手に加え、当時中学2年生ながら2017年福岡大会ベスト4、全国中学高校生大会でも準優勝の眞田夕詩(夕詩)選手、オフライン選考会で昨年のプロ選手を破った新井宇輝(みかん)選手と、将来性が豊かで実力も兼ね備えた若手選手が揃っている。
また、昨年の解説を務めた藤本洋介(めし原)選手やV系バンドマンの市村槙之介(はる)選手らも着実に実力を高めてオフライン選考会を勝ち抜いてきた。
一方で、返り咲きを狙う11名の元プロプレイヤーの行方も気になるところだ。その中でも、昨季のe日本シリーズを戦った大川泰広(BOW川)選手や髙羽和宏(じゃむ〜)選手の動向に注目が集まる。昨季在籍した球団が彼らをもう一度指名するということも考えられるだろう。あるいは4名の指名枠がある中日とヤクルトが他球団に先んじて指名する可能性もある。継続契約選手のいない2球団の動向で、eドラフト戦略は大きく変わりそうだ。
今年のeドラフト会議は、プロ野球ドラフト会議でもおなじみの関野浩之氏が指名選手を読み上げるとのことだ。願わくば、関野氏が読み上げる名前の中に私の名前があってほしい。
はたして誰がどの球団に指名されるのか。運命のeドラフト会議は9月16日だ。
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文:菅原翔太(ぶんた)
パワプロチャンピオンシップス2017全国大会に特別オンライン予選枠で出場し準優勝。2018年に発足したパワプロ・プロリーグのプロプレイヤーを目指すが、公務員であったため断念。しかしプロプレイヤーの道を諦めきれず、スポーツブルに入社。eスポーツ関連記事を作成できるeBASEBALLプロプレイヤーを目指し日々奮闘中。オフライン選考会以降、好物の白身魚フライを断ってeドラフト会議に臨む。