楽天―オリックス22  8回、決勝の2点打を放ちガッツポーズする楽天・浅村=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】■浅村栄斗(東北楽天)○6-4vsオリックス(楽天生命パーク)打撃成績/中本①、右飛、中3、中安② 東北楽天の浅村栄斗が、9日…

楽天―オリックス22  8回、決勝の2点打を放ちガッツポーズする楽天・浅村=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


■浅村栄斗(東北楽天)
○6-4vsオリックス(楽天生命パーク)
打撃成績/中本①、右飛、中3、中安②

 東北楽天の浅村栄斗が、9日のオリックス戦で3安打3打点の活躍を見せてチームを勝利に導いた。

 「5番・セカンド」で先発出場すると、1点ビハインドの2回、先頭打者で打席に入り、バックスクリーン右に飛び込む29号の同点ソロ。7回にも先頭で三塁打を放ってフェルナンドのタイムリーで同点のホームを踏むと、続く8回には1死2、3塁の場面でセンターへの勝ち越し2点タイムリーを放って試合を決めた。

 浅村は「打ったのはスライダー。久々にいい形で打てた」と自身8月25日の西武戦以来13試合ぶりの一発を振り返り、決勝打については「銀次さんもブラッシュもいい形でつないでくれたので、なんとか自分で決めるという形でいった」と主軸の自覚。最近5試合は16打数1安打で打率は2割5分台まで落ち、9月の月間打率は1割を切り、7日の埼玉西武戦からは5番に降格していた。それだけに、7月28日以来となる猛打賞をマークしても、責任を感じながら「本当に迷惑をかけてばかりだった」とつぶやいた。

 それでもこの日は主砲として文句なしの働きを見せ、自身2年連続の30本塁打にも王手をかけた。そしてチームは勝率5割復帰を果たした。3位の千葉ロッテに0.5ゲーム差とクライマックスシリーズ進出へ熾烈な争いを続けている中、「残り試合は全部活躍できるように頑張りたい」と浅村。チーム2年ぶりとなるポストシーズン進出へ向けて意気込んだ。