広島―阪神24  お立ち台でポーズをとる広島・長野(左)とジョンソン=マツダ【写真提供:共同通信社】


■長野久義(広島東洋)
○3-2阪神(マツダスタジアム)
打撃成績/遊ゴロ、左安②、捕邪飛、一邪飛

 広島東洋の長野久義が地元で初めてお立ち台に立った。8日の阪神戦に4番・左翼でスタメン出場した長野は、3回に2死満塁から先制点となる2点タイムリーを放ってチームを勝利に導いた。

 長野は「みんな2アウトからしっかりつないでくれて、僕もなんとか松っちゃん(松山)につなごうと思って打席に入った結果、よい結果につながったと思う」と、三遊間をしぶとくゴロで破った一打を振り返った。シーズン終盤の9月になって初のマツダスタジアムのお立ち台に「ちょっと遅くなって申し訳ない気持ちしかない」と恐縮したが、「すごく大きな声援を頂いて、すごく感謝している」と連日スタンドを埋めるファンに感謝した。

 FA移籍した丸の補償選手として移籍した今季は、開幕から代打や左投手相手のスタメンと出場機会を限定され、本来の力を発揮できなかった。7月にはプロ入り後、故障以外では初となる二軍落ちも経験したが、「チームが勝てるように全力でやっています」と、ファームでも真剣に練習に取り組む姿勢が評価されている。

 読売巨人時代は、オールスター前後から高打率を残す傾向があり、「夏男」と呼ばれた長野。晩夏となったが、経験豊富なかつての首位打者が、リーグ4連覇が絶望的となり、沈みかけていたチームを再び活性化させている。