写真:リマ2019・パラ卓球競技/提供:ittfworld<パンアメリカン競技大会2019リマ・パラ卓球競技 8月22日~8月27日>4年周期で開催される南北アメリカ大陸のスポーツの祭典、パンアメリカン競技大会がペルー・リマで行われている。…

写真:リマ2019・パラ卓球競技/提供:ittfworld

<パンアメリカン競技大会2019リマ・パラ卓球競技 8月22日~8月27日>

4年周期で開催される南北アメリカ大陸のスポーツの祭典、パンアメリカン競技大会がペルー・リマで行われている。22日からはパラ卓球競技が行われ、27日に全試合が終了した。

パラ卓球競技では、ブラジルが男女シングルスと団体で計9つの金メダルを獲得するなど、圧倒的な強さを見せた。また4年に1度の大きな大会ということもあり、白熱した戦いが繰り広げられた。




写真:喜びを爆発させた選手の様子/提供:ittfworld

東京パラ五輪まで1年を切り、パラ卓球の熱も高まってきている。日本にはパラ卓球の最前線で戦い続けている岩渕幸洋(協和キリン)、別所キミヱ(ドマーニ卓球クラブ)など、メダルを狙える選手が多く存在する。東京パラ五輪を控える今、パラ卓球にも要注目だ。

解説:パラ卓球のルール

一般のルールとほとんど同じだが、障がいによって少し異なっている。
・車いすを使用する選手がサーブを打つ際、相手コートのサイドラインを横切るとレットとなり、サーブがやり直しになる。
・車いすの場合、打球する前にどちらかの手がテーブルに触れた場合は、相手に1ポイントが与えられる。
・立位の選手でクラッチ(杖)を使用している場合、クラッチは腕の延長と考えられ、クラッチが卓球台に触れると反則となる。

補足:パラ卓球11段階のクラス分け

パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)また知的障がいがクラス11として設けられている。

男子最終結果




写真:表彰の様子/提供:ittfworld

シングルス

クラス1
優勝:FERNÁNDEZ Yunier(キューバ)

クラス2
優勝:REYES Victor(メキシコ)

クラス3
優勝:COPOLA Gabriel(アルゼンチン)

クラス4
優勝:GONZÁLEZ Cristian(チリ)

クラス5
優勝:DEPERGOLA Mauro(アルゼンチン)

クラス6
優勝:PINO Matías(チリ)

クラス7
優勝:SALMIN Paulo(ブラジル)

クラス8
優勝:MANARA Luiz(ブラジル)

クラス9
優勝:LEIBOVITZ Tahl(アメリカ)

クラス10
優勝:CARBINATTI Carlos(ブラジル)

団体

クラス1-2
優勝:ブラジル

クラス3-5
優勝:チリ

クラス6-8
優勝:ブラジル

クラス9-10
優勝:ブラジル

女子最終結果




写真:表彰の様子/提供:ittfworld

シングルス

クラス2-3
優勝:SIGALA Maria(メキシコ)

クラス4
優勝:DE OLIVEIRA Joyce(ブラジル)

クラス7
優勝:MUÑOZ Giselle(アルゼンチン)

クラス8-10
優勝:RAUEN Danielle(ブラジル)

団体

クラス2-5
優勝:ブラジル

文:ラリーズ編集部