第98回夏の甲子園大会11日目の第2試合は作新学院(栃木)が花咲徳栄(埼玉)を6-2で破り、8強進出を決めた。プロ注目の作新学院・今井は6安打2失点10奪三振の好投。■花咲徳栄はエース左腕の高橋昂を4回から投入も追いつけず 第98回夏の甲子…

第98回夏の甲子園大会11日目の第2試合は作新学院(栃木)が花咲徳栄(埼玉)を6-2で破り、8強進出を決めた。プロ注目の作新学院・今井は6安打2失点10奪三振の好投。

■花咲徳栄はエース左腕の高橋昂を4回から投入も追いつけず

 第98回夏の甲子園大会11日目の第2試合は作新学院(栃木)が花咲徳栄(埼玉)を6-2で破り、8強進出を決めた。プロ注目の作新学院・今井は6安打2失点10奪三振の好投。同じくドラフト候補の花咲徳栄・左腕の高橋昂は3番手で登板し好投したが、登板前までの失点が大きかった。

 まずは作新学院の今井が魅せた。初回のマウンド。1死から2番・高橋哉の打席で今大会最速の152キロをマーク。直球を中心に花咲徳栄打線を3回まで抑えた。

 一方、花咲徳栄の先発はエース高橋昂ではなく、2年生の綱脇。綱脇は2回、投手の今井にタイムリー、2番の山ノ井には2点タイムリーを許すと、続く3番入江に左中間へ2ランを浴びた。直後に、2番手の清水がマウンドへ上がり後続を断ったが、5点を追う展開となった。

 流れを引き寄せたい花咲徳栄は、4回に6番山本の適時打で1点を返した。すると、その裏から花咲徳栄の岩井監督はエース高橋昂をマウンドに送る。ここから左腕は打たせて取る安定感ある投球を見せ、今井との投げ合いを展開した。

 作新学院の今井は8回にもソロ弾で1点を失ったが、見事完投勝利を収めた。