第98回夏の甲子園大会10日目第4試合は常総学院(茨城)が優勝候補の履正社(大阪)を7-4で破り、準々決勝に進出。ドラフト候補左腕の履正社・寺島は2回から救援登板。打っても3安打するなど奮闘したが、3回戦で姿を消した。■履正社より少ない7安…

第98回夏の甲子園大会10日目第4試合は常総学院(茨城)が優勝候補の履正社(大阪)を7-4で破り、準々決勝に進出。ドラフト候補左腕の履正社・寺島は2回から救援登板。打っても3安打するなど奮闘したが、3回戦で姿を消した。

■履正社より少ない7安打で7得点、寺島は途中登板で7奪三振の力投も…

 第98回夏の甲子園大会10日目第4試合は常総学院(茨城)が優勝候補の履正社(大阪)を7-4で破り、準々決勝に進出。ドラフト候補左腕の履正社・寺島は2回から救援登板。打っても3安打するなど奮闘したが、3回戦で姿を消した。

 先発は常総学院が3連投になったエース・鈴木昭に対し、履正社は寺島ではなく、こちらもプロ注目でもある山口。常総は甲子園初登板となった山口の立ち上がりを攻めた。

 初回、この日1番に起用された有村がいきなり二塁打で出塁。花輪の四球で走者を貯め、5番・清水の2点二塁打で先取点を奪った。2回には2本のヒットと送りバントで1死一、二塁となると、ここで履正社ベンチは山口から寺島をマウンドに送った。リリーフ待機とはいえ、予想よりも早いタイミングの登板に、寺島は1番・有村に2点打を浴びるなど、常総ペースで試合は進んだ。

 常総学院は2回に1点を返されるも、5回に4つの犠打を絡めて2点を取るなど、巧みな試合運びで寺島を追い詰めていった。常総はこの試合、6犠打を決めた。

 一方の寺島も7回に3者連続三振を奪うなど7回2/3を投げ7奪三振と力投。履正社は常総学院(7安打)よりも多い13安打を放ち、中盤以降は場内が履正社を応援する拍手を送ったが、最後までペースをつかめなかった。