「ATP1000 モントリオール」(カナダ・モントリオール/8月5~11日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界66位のリシャール・ガ…

「ATP1000 モントリオール」(カナダ・モントリオール/8月5~11日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界66位のリシャール・ガスケ(フランス)と対戦。第1セットは7-6(6)で錦織が先取した。

両者は過去に10回対戦しており、錦織が3勝7敗と負け越しているが、直近となる昨年の「楽天ジャパンオープン」では錦織が勝利している。「ウィンブルドン」以来約1ヶ月ぶりの試合となる錦織が見事勝利し、「全米オープン」へ向けて好スタートを切ることを期待したい。

第1セットはガスケのサービスゲームから始まった。第2ゲームで15-40といきなりのピンチを迎えた錦織は、ガスケにミスを誘われ、ブレークを喫してしまう。錦織はファーストサーブの確率が低く、まだ本調子とは言えないようだったが、続く第3ゲームで2本のブレークポイントを握った。そしてラリーを制してブレークバックに成功、ゲームカウント2-1とした。

第4ゲームでデュースに持ち込まれ、ガスケに合計2度のブレークポイントを握られた錦織だが、粘り勝ちでキープし、リードを許さない。

第5ゲームの序盤で小雨が降り始め、試合が一時中断されたが、すぐに再開。再開後に錦織が連続でポイントを奪って15-40とチャンスを作ったが、ここはガスケにしのがれてしまう。

お互いにサービスゲームをキープして迎えた第9ゲーム、錦織は0-40と大きなチャンスを迎えると、今度はブレークに成功。ゲームカウント5-4とリードを作った。

そして第10ゲームがサービング・フォー・ザ・セットに。しかし0-40とピンチを迎えた錦織は、なんとかデュースに持ち込むも、その後もガスケの猛攻をしのぎきれずにブレークバックを許し、ゲームカウント5-5と追いつかれてしまう。

そして両者サービスゲームをキープし、第1セットはタイブレークにもつれ込んだ。1ポイント目で錦織がミニブレークに成功すると、ここで再び雨のために一時中断。約30分後に再開され、一進一退となったが錦織がタイブレークを制し、第1セットを先取した。

前週の「ATP500 ワシントンD.C.」を欠場していた錦織は、右腕に黒いサポーターをつけてこの試合に臨んでいる。右腕の調子が気になるが、第1セット序盤はミスが多かったもののウィナーも多く、また徐々に修正し始めている。

試合は2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Visionhaus/Getty Images)