「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月29日~8月4日/ハードコート)大会3日目、男子ダブルス1回戦でアンディ・マレー(イギリス)/ジェイミー・マレー(イギリス)の兄弟ペアが、ニコラ・マウ(フランス)/エド…

「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月29日~8月4日/ハードコート)大会3日目、男子ダブルス1回戦でアンディ・マレー(イギリス)/ジェイミー・マレー(イギリス)の兄弟ペアが、ニコラ・マウ(フランス)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)と対戦。マレー兄弟が6-4、6(7)-7、10-5で勝利し、2回戦進出を果たした。試合時間は1時間51分。

2016年9月の「デビスカップ」以来約3年ぶりとなるマレー兄弟でのダブルス出場は、見事白星となった。兄弟ペアでは2つのダブルスタイトルを獲得しているが、この大会で3つ目を得ることができるのか、期待がかかる。

第1セットはお互いにサービスゲームをキープする流れとなったが、第10ゲームでマレー兄弟がブレークし、6-4で先取する。

続く第2セットでも拮抗した展開が続き、タイブレークに突入した。2本のマッチポイントを握ったマレー兄弟だったが、いずれもしのがれてしまい、このセットを6(7)-7で落としてしまう。

第3セットは10ポイント先取のタイブレークとなるが、ここでも互角の戦いが続いた。序盤は押され気味だったマレー兄弟だが、2-5から一気に8ポイントを連取し、第3セットを奪って勝利を決めた。

試合後にインタビューに答えたアンディは「主導権を握れて、良いプレーができた」「昨日よりも涼しかったので、お客さんも観やすかったと思います。ダブルスの魅力を存分に感じてもらえたのではないかと思います」と語った。また、ジェイミーは「相手はサーブもリターンも良くて難しい試合だったけど、兄弟でプレーできたことがなにより良かったよ」と語った。

1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス復帰を目指している元世界1位のアンディは、6月に行われた「ATP500 ロンドン」でダブルスに出場し、優勝。その後もダブルスで出場を重ね、今回が復帰後のダブルス出場4大会目となった。

ATP(男子プロテニス協会)によるとアンディは「ベストなシナリオはシンシナティで復帰すること。それが出来なければ、たぶん全米オープン後まで待つことになるだろう。最初の大会を5セットマッチにしたくないからね」と語っており、8月11日に開幕する「ATP1000 シンシナティ」で、シングルスに復帰する可能性もある。

アンディのシングルス復帰時期はもちろん、マレー兄弟の快進撃がどこまで続くのか、注目が集まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ワシントンD.C.」でのアンディ・マレー(右)とジェイミー・マレー(左)

(Photo by Rob Carr/Getty Images)