文=佐保めぐみ 

イージーシュートも決まらず悪循環に陥った日本

ウィリアム・ジョーンズカップの第2戦。バスケットボール男子日本代表はチャイニーズ・タイペイAとの初戦から中一日を空けて、フィリピンと対戦した。先発は初戦と同じく、安藤誓哉、安藤周人、張本天傑、橋本晃佑、シェーファー・アヴィ幸樹の5人。

開始5分で12-12と序盤は均衡したが、不用意なパスミスが目立ちリズムが狂うと、ディフェンスでは相手ビッグマンにパワー負けしてインサイドで失点を重ね、17-22で第1クォーターを終えた。この課題を修正すべくインサイドの攻めにダブルチームを仕掛けるが、これで外角のチェックが甘くなり3ポイントシュートを射抜かれてしまう。リズムがつかめない日本のシュートはリングに嫌われ続け、ターンオーバーを得点に繋げられるなど、2桁のビハインドを背負って前半を終えた。

後半に入り、橋本の連続3ポイントシュートで反撃の糸口をつかんだに思えたが、その後が続かない。外一辺倒にならないようにリングへアタックするも、抜ききれずブロックショットを浴びた。粘りのディフェンスでポゼッションを得ても、連携ミスからボールを失う。ディフェンスを崩せないままショットクロックがなくなりタフショットを打ち、そのリバウンドから速攻に繋げられるなど悪循環に陥った日本は、フリーのダンクシュートを落とすなど、何をやってもうまくいかず点差は離れる一方だった。

一度狂った歯車は最後まで噛み合うことなく、すべてのクォーターで相手に上回られ、59-94の大敗を喫した。

3ポイントシュートは32本中5本の成功(15.6%)と精彩を欠いた。またターンオーバーは12-17と日本の方が少なかったが、相手のミスを得点に繋げられず、自分たちのミスは失点に繋がったことで、実力差以上の点差がつく結果となった。

シュートが入らない時こそディフェンスで我慢が必要となるが、そこで崩れてしまう精神的な脆さを露呈した日本。若手中心で経験の浅いチームではあるが、それだけに明日のヨルダン戦で失敗を次に生かすパフォーマンスを見せてもらいたい。

ジョーンズカップ2019 男子日本代表チーム13名

1 コー・フリッピン(SG / 千葉ジェッツ)
3 安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
5 テーブス海(PG / ノースカロライナ大学ウィルミントン校1年)
13 安藤周人(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
15 星野曹樹(SG / 白鷗大学4年)
21 橋本晃佑(SF / 宇都宮ブレックス)
25 平岩玄(PF / 東海大学4年)
28 ニカ・ウィリアムス(C / 秋田ノーザンハピネッツ)
29 中村太地(PG / 法政大学4年)
30 小川春太(SF / マサチューセッツ工科大学 進学予定)
32 シェーファー・アヴィ幸樹(C / アルバルク東京)
34 渡邉飛勇(PF / ポートランド大学2年)
88 張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
[ヘッドコーチ]エルマン・マンドーレ