14日、eアスリートたちの新たな戦いが幕開けした。Jリーグと株式会社コナミデジタルエンタテインメントが共同実施している「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」が14日、本大会を開催。初心者から上級者まで幅広く参加できる大会をコンセ…
14日、eアスリートたちの新たな戦いが幕開けした。
Jリーグと株式会社コナミデジタルエンタテインメントが共同実施している「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」が14日、本大会を開催。初心者から上級者まで幅広く参加できる大会をコンセプトとし、モバイルゲーム『ウイニングイレブン2019』を競技タイトルに、J1, J2の全40クラブが代表メンバーを選出して行うJクラブ対抗戦である。
スポーツブルが注目したのは、グループJをポット3で戦ったジェフユナイテッド市原千葉に所属するeアスリート・高橋壮汰(タカハシ・ソウタ)選手(20)だ。
各クラブ40の個性が光った「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」、千葉は静かなる闘志を燃やし続けたものの、惜しくもグループステージで敗退。
笑顔が光る彼の千葉愛は、プレーを観れば歴然だった。
工藤浩平を起点とし、為田や堀米を自由に操る。グループリーグ初戦は、ディフェンスに硬さが出たものの、クレーべで4得点を決めたG大阪戦は、千葉らしいパス回しを展開し、超攻撃的サッカーを実現させた。まさに千葉が理想とする形だ。
船山を切り札にサッカーを展開するあたりも、千葉のサッカーを熟知している。
「(J2千葉)江尻監督にも今日のプレーを観てほしいです」
「はい!フクアリのシーズンチケット持ってます」
大学生活の傍ら、千葉フル代表メンバーとしてクラブを牽引する存在でもある高橋選手。自身もシーズンチケットを購入し、ホーム・フクアリに通う正真正銘の千葉のサポーターであることも試合前に話してくれた。
数十分後、eJリーガーとしてジェフのエンブレムを身につけた瞬間、千葉を背負う想いでプロとしての自覚が芽生えていた。しかし、eスポーツでの戦いは厳しい結果だけを叩きつけられたのだ。
「またリベンジしたい」
この想いは、強い。14日午前、TFTホールのステージで繰り広げられたグループステージ初戦・岐阜戦の悔しさだ。eスポーツと同日にナイトゲームで開催されるJ2公式戦。千葉の相手は、最下位の岐阜。第22節、アウェー長良川に乗り込む戦いを控えていた。
高橋は、この戦いを制して、ナイトゲームの勝利へ弾みをつけたかったという。それは、自身が千葉サポーターであることも大いに関係している。この悔しさを糧に、eアスリート・高橋壮太は千葉の勝利のため、リベンジを誓う。
「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」は、明日も続く。eスポーツならではの激闘を一人でも多くのファン・サポーターに目撃してほしい。もう一つのJリーグが、この夏、全国各地で活性化しているのだから。
Jリーグと株式会社コナミデジタルエンタテインメントが共同実施している「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」は、7月14日、15日に本大会開催。
「eJリーグウイニングイレブン2019 シーズン」は、初心者から上級者まで幅広く参加できる大会をコンセプトとし、モバイルゲーム『ウイニングイレブン2019』を競技タイトルに、J1・J2の全40クラブが代表メンバーを選出して行うJクラブ対抗戦だ。
6月2日東京・6月9日大阪で行われたクラブ代表選考会で、オンライン予選の通過者が集まり、各クラブ「15歳以下(U15)」「18歳以下(U18)」「全年齢(フル)」3カテゴリからクラブ代表者120名が出場した。
本大会では2日間にわたり、優勝クラブの座を目指して熱い戦いが繰り広げられる。熱戦の舞台は、東京・江東区「ビッグサイトTFTホール」で15日に決勝トーナメントが行われる。
取材・文/スポーツブル編集部