東日本インカレ3日目、3回戦で中央学大に危なげなくストレート勝ちを収めると、優勝に向けたヤマ場であった準々決勝で日体大と対戦。この一戦もモノにし、2年連続でベスト4へと駒を進めた。◆6・25~6・30 第38回東日本大学選手権…
東日本インカレ3日目、3回戦で中央学大に危なげなくストレート勝ちを収めると、優勝に向けたヤマ場であった準々決勝で日体大と対戦。この一戦もモノにし、2年連続でベスト4へと駒を進めた。
◆6・25~6・30 第38回東日本大学選手権(北海きたえーる他)
◆6・28 中央学大・日体大戦(北海きたえーるサブアリーナ)
▼3回戦
〇明大3{25-21、25-18、25-16}0中央学大
▼準々決勝
〇明大3{23-25、25-17、25-17、25-22}1日体大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S上林直澄(法3=東亜学園)、OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)
盤石の試合運びを見せた。ベスト4を懸けた準々決勝・日体大戦。準々決勝まで関東1部リーグのチームと対戦していなかったこともあり「気持ちのつくり方が難しかった」(池田)。それでも三輪のクイックから5連続得点で9-5。第1セット序盤、一気に試合の主導権を握る。しかし、迎えた23-23の場面。「前に落とされて対応できなかった」(鎌田)と、痛恨のサーブレシーブミス。そのまま日体大に今大会初めてセットを献上し、明大に暗雲が立ち込んだ。しかし続く第2セットでは鎌田のスパイクを皮切りに4連続得点で9-5とリードを奪うと、その後は相手を寄せ付けず。最後は上林がネット際のボールをオーバーハンドで相手コート奥に返球。意表を突いたプレーで25-17とセットを奪取。勢いそのままに第3、4セットも連取し、セットカウント3-1で勝利。優勝まであと2勝となった。
「今日までは勝って当たり前」(小松)。優勝候補筆頭の早大・東海大が早くも姿を消し波乱の展開となっている今大会。そんな中、準決勝の相手は春季リーグで負けを喫している強豪・筑波大。「明大らしいバレー」(安井)で攻撃の糸口をつかみ、春季リーグのリベンジを。東日本の頂はもう目前に迫っている。
[藤山由理]
試合後のコメント
小松
――日体大戦を振り返っていかがですか。
「1セット目はサーブレシーブが崩れて落としてしまいましたけど、内容的にはみんなの精神的にもいい状態で試合に臨めていたのでいいゲームだったと思います」
池田
――準決勝に向けて意気込みをお願いします。
「春負けているので、リベンジというのもありますし、早大が負けて自分たちにとってはいい風向きになってきているので、しっかりリベンジして決勝につなげたいと思います」
鳴尾
――1セット目にサーブレシーブが乱れました。
「相手のサーブや攻撃パターンに対応できなくて、そこで浮足立ったというか、自分たちのペースにできませんでした」
――準決勝に向けて意気込みをお願いします。
「自分たちのプレーができるといい試合になると思うので、自分たちらしく挑戦者として臨んでいきたいと思います」