バッシングは想像以上だったに違いない。 5月17日に発売された写真週刊誌「フライデー」で、右肩痛から復活を目指す中日松…
バッシングは想像以上だったに違いない。
5月17日に発売された写真週刊誌「フライデー」で、右肩痛から復活を目指す中日松坂大輔投手(38)が今月のチーム練習日に千葉県内でゴルフをしている写真が掲載された。球団は、本人が事実を認めたため、ペナルティー(内容は明かさず)を科すと発表。松坂も「軽率な行動によりご迷惑をお掛けして申し訳ありません。心を入れ替えて野球に集中し、1日も早く戦力になれるように努力します」と謝罪コメントを出した。
SNSには批判、失望の声があふれた。「肩を痛めている人間が練習日にゴルフとは」「若い選手に示しがつかないと思わないのか」「もう応援するのはやめる」「長年ファンだったが、裏切られた気分」などと、まるでサントバック状態で責められまくった。
しかし「練習をサボってゴルフを楽しんだ」わけではない。右肩リハビリ中の松坂は、関東圏の医療施設で治療のため定期的に練習を欠席する届け出を球団に出し、球団も認めていた。その日は午前中に18ホールを回った後、練習に向かった。
これに対し、大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手が、自身のツイッターで松坂を擁護したことで、世間の注目度が一気に高まる。
「こっちの人は全然気にしないですね。よっぽど影響が出るようなスポーツならまだしも、肩痛めててゴルフダメは無いと思います。日本はケガをしている時はお酒もダメですが、こっちは関係なく飲んでます」
「そもそも日本はケガをしている期間の球団内外からの縛りがキツすぎます」
日本と米国の違いを引き合いに疑問を投げかける内容だった。今回の行動がコンプライアンス違反にあたるかといったら、おそらく球団規則にそんな文言はないだろう。
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地道なリハビリが続く日々、リフレッシュに選んだのがゴルフだとする。ゴルフでなければ、よかったのか?ゴルフは娯楽のイメージが強いせいか、「遊んでいる」印象を持つ人が多い。だがスポーツとしての側面を見れば、体の使い方など野球につながる要素は多い。球界を見ても、練習終わりにゴルフをしている選手は少なくない。
今回は、ケガをしているスター選手として、組織の一員としての「自覚」が足りない、という点がクローズアップされている。
なにも球団が動くほどの話ではない気がするが、一刻も早く謝罪させ、事態の収束に急いだように見える。週刊誌には、一緒にゴルフをしていた相手が日本テレビの上重聡アナウンサーだったと報じられた。上重アナは1998年夏の甲子園、準々決勝で延長17回を戦った伝説の一戦で投げ合ったPL学園のエース。以来、仲のいい上重アナに飛び火しないよう配慮し、幕引きをはかった、という可能性もあるかもしれない。
2月の春季キャンプでファンから腕を引っ張られ、右肩を痛めてからは、これまで以上に復活を目指す姿へ声援が送られた。今回のゴルフ騒動で、ファンは手のひら返し。世間の目は冷たく厳しい。逆風のなか、1軍マウンド復帰を目指すことになった背番号18。野球人はグラウンドで取り返すしかない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]