4月21日、ウイニングイレブンの世界大会である「PES LEAGUE 2019」のアジア地域決勝「PES LEAGUE 2019 ASIA REGIONAL FINALS」が、日本サッカーミュージアム・ヴァーチャルスタジアムにて開催された。…
4月21日、ウイニングイレブンの世界大会である「PES LEAGUE 2019」のアジア地域決勝「PES LEAGUE 2019 ASIA REGIONAL FINALS」が、日本サッカーミュージアム・ヴァーチャルスタジアムにて開催された。
会場は、リアルサッカーにおいても、日本代表選手を発表する記者会見など、日本サッカー界の大切なシーンで使用されてきた場所とのこと。1onで出場した日本人選手は、うでぃ選手・かつぴーや選手・Mayageka選手・レバ選手の4名。このうち、世界大会「PES LEAGUE 2019 WORLD FINALS」への出場権を勝ち取ったのは、Mayageka選手。
日本人で唯一の世界大会出場者となったMayageka選手も、決勝戦ではインドネシアの16歳ZEUS_FAIDAN選手に敗れる結果となってしまった。アジア大会金メダリストのレバ選手が敗れたのも、このZEUS_FAIDAN選手。
そこで、VAMOLA編集長ちゃまくんが試合終了後、Mayageka選手にインタビューを敢行。ZEUS_FAIDAN選手との決勝戦を中心に、世界大会への抱負などを聞いた。
■Mayageka選手インタビュー
ちゃまくん:決勝戦のZEUS_FAIDAN選手はどんな印象でしたか。
Mayageka選手:ボールを持たれている時間が長くて少しイライラしました。ボールを持つのが上手いことはわかっていたので、そこは意識しながらプレイしていました。あれだけドリブルでボールを持たれてしまうと、ボールホルダーに行かなきゃいけない。
そこの食いつかせるのと、食いついてきたときに出すフライスルーパスのケアをしているとき、相手のカーソルをよく見ているという印象でした。守備の特徴みたいなものはよくわからなかったです。
ちゃまくん:守備はあまり上手くなかったですか。
Mayageka選手:とにかく攻撃の時間が長いからやっかいな感じです。
ちゃまくん:(ZEUS_FAIDAN選手と)他の選手が対戦した試合とを比較すると、Mayagekaさんはちゃんと追い詰めたプレスができていたかなと。
Mayageka選手:それは、意識していました。対戦するのは初めてでしたが、彼の試合は見ていたので、だいたいのイメージは出来ていました。
クルクルってやって、中に切り込んでいって、ショートパスで繋いでいくというイメージ。クルクルと回られてからの失点というのはされていない。
サイドでクルクルって回られて、クロスを上げられて、ヘッドで落とされてみたいなカタチで2失点している。だから、やりたいことはやらせていなかったという気はします。
ちゃまくん:2点目にMayagekaさんが、フリーキックを決めた瞬間に勝利は確定かなと。
Mayageka選手:イヤ、自分としては全然、追いつかれるなと。1点じゃ足りない、2点差にはしなきゃダメだと思っていました。
ちゃまくん:それぐらい相手のプレッシャーが大きかったと。
Mayageka選手:止められるというイメージが持てなかった。シュートの打ち方も上手だったし、あの試合に関しては完敗という感じです。
ちゃまくん:アジアでもこれまでトップレベルで来られましたが、今回の結果を受けて、今、率直にどんな気持ちですか。
Mayageka選手:今は世界大会への進出を決めたことが、どうでもいいと感じるくらい悔しいです。世界大会が決まって、少し満足してしまった部分がありました。
準決勝も割とサクサク勝って、ZEUS_FAIDAN選手が勝ち進んでいたから、勝ちたいなと。試合を見ていて「なぜ、勝っているのかがわからない」と思う選手ではなかった。
ちゃまくん:今、もう一度試合をすれば、勝てますか。対策とか、もうちょっとこうしたらよかったみたいな。
Mayageka選手:だいたいの感じはつかめています。できれば、2試合をやらせてほしかった。
正直なところ、ベスト4以降の試合は、選手はみんな世界大会への進出が決まっているから、リラックスしていて、いつも以上に強い状態だったのかなと思います。
ちゃまくん:ZEUS_FAIDAN選手は、Mayagekaさん以外の人から点を取っても無表情でしたけど、Mayagekaさんから点を取ったときはうれしそうでした。
Mayageka選手:準決勝の試合前に、通訳の人を通じて、「決勝で対戦したいから勝ってきてよ」みたいなニュアンスのことを伝えてきて、そう思ってくれているんだなと思って、うれしかったです。対戦が終わってからも、普通に話して、いい人でした。
ちゃまくん:世界大会でZEUS_FAIDAN選手がどこまで通用するのか楽しみですね。
Mayageka選手:どれくらい、ソワソワせずにプレイできるかですね。
ちゃまくん:できそうじゃないですか、今日の感じだと。
Mayageka選手:予選はレバ選手と同じグループで、そのときも硬さはあったので、どうなるかは見てみたい。ただ、これは、始まってみないとわからないですね。
ちゃまくん:今回のアジア地域決勝はどんな大会でしたか。
Mayageka選手:個人的には優勝して日本が最強って言う予定だったのですが、負けてしまいました。ただ、ウイイレのレベルは日本が高いと今でも思っています。
ちゃまくん:だけど、みんな(他の日本人選手)負けちゃって…。それは、意外、それとも、順当だと思いましたか。
Mayageka選手:まあ、準備不足なのかなっていう…。アジア地域決勝に出る上で、調整の仕方とか、日本人のプレーヤーは全体的に、準備が甘かったのかなと。
ボクがよく日本はアジアで1番強いって言うから、実際、そう思ってるんだけど、ちょっと真に受け過ぎた部分があったかなと。自分たちのやりたい練習だけをしていても勝てない。
コーナーキックを3点も決められてしまったうでぃ選手の試合とか、あれなんかはホントに準備不足ですね。
レバ選手・うでぃ選手・かつぴーや選手がみんな負けてしまって、個人的には結構ショックで、そこがホントに悔しかったです。
ちゃまくん:一昨年も去年も世界大会でベスト8、今回もベスト8だったら、Mayagekaさんはここまでなんじゃないかと思われるとか、日本のMayagekaさんへの期待が停滞するというか…。世界大会へ向けての抱負みたいなものを教えてください。
Mayageka選手:本当は1onの4枠を日本が独占して、日本人4人で世界大会へ行くって息巻いてたから…。日本人はボク一人になっちゃったから、世界大会で優勝できるように、日本人でも優勝できるということを見せたいです。日本でウイイレをやっているプレイヤーのみなさんに。
(文●fanatic wilkinson’s)
(取材●VAMOLA eFootball News編集部)