4月19日~21日の3日間にわたり、アーバンスポーツの国際大会「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019」(以下FISE)が広島市で開催された。そのエキシビションとなるeスポーツ大会「FISE HIROSHIMA 2…
4月19日~21日の3日間にわたり、アーバンスポーツの国際大会「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019」(以下FISE)が広島市で開催された。そのエキシビションとなるeスポーツ大会「FISE HIROSHIMA 2019 Exhibition eSPORTS Battle」が同時に開かれた。
20日には競技タイトル「ウイニングイレブン2019」を実施。老若男女問わず多くの観客が来場し、白熱した試合に会場は大いに盛り上がった。見事に優勝を飾ったのは、「GEOカップ 2019」で出場権を獲得したエビプール選手とtarako選手。
試合終了後、VAMOLA編集長・ちゃまくんがインタビューを敢行した。
■エビプール選手&tarako選手インタビュー
(写真:エビプール選手)
(写真:tarako選手)
ちゃまくん:優勝おめでとうございます。まずは、決勝戦(韓国人ペア、カン・フン選手&イ・デヒョン選手との試合)について教えて下さい。
エビプール選手:準決勝の試合を見ている感じや実際に対戦してみて、サイドが空いている印象を持ちました。サイドから上手く、ポンポンと点を取ることができました。すると、相手が焦ってくれて、さらにゴールを決めることができました。手強い相手でしたが、上手く試合を進められたかなと思います。
tarako選手:エビプールさんの特長である「裏へのパス」が通って、弱点を上手く衝くカタチで、点に結びついたのかなと思います。
ちゃまくん:どちらかと言えば、エビプール選手の1onでのプレイスタイルが、色濃く出ていたというイメージでした。その辺りは2人で相談して決めていたのですか。
エビプール選手:練習をしていたときに、2onだとカーソルを合わせるのが難しいと感じました。(アーセナルの)オーバメヤンが強いので、簡単にロングボールを蹴って、オーバメヤンの特長を活かしていこうと思いました。あとは裏抜けと足元を上手く組み合わせながら、プレイすることができたのかなと思います。
tarako選手:基本的にはエビプール選手が言ってくれたことと同じです。スルーパスなどで、ロングパスの間にショートパスを上手く混ぜることできました。それが、相手チームを惑わせることができた要因なのかなと思います。
ちゃまくん:お二人は1onでも結果を残され、猛者と言われるランク帯にいます。ただ、今回は2onの大会です。1onと比較して、2onの難しかった部分や楽しかった部分があれば、教えて下さい。
エビプール選手:もう一人の選手が1onとは違う動きができ、それで上手く点も取れたので、そこが楽しかったです。難しいのは、やはり守備の部分ですね。カーソル合わせることが難しく、裏のケアを意識し過ぎると、さらにカーソルが合わなくなり、失点も多くなりました。そこが、難しかったなと思います。
tarako選手:やはり、2onは1onより難しかったです。ただ、自分が苦手なところをお互いにフォローしあえるモードでもあり、そこはすごく楽しかったです。楽しい部分や難しい部分が色々とありましたが、やりがいはあったかなと思います。
ちゃまくん:今日は別会場で「PES LEAGUE 2019 ASIA REGIONAL FINALS」が行われていました。新世代の有望株であるレバ選手が負けてしまいました。一方、この広島で昔からウイイレを楽しんできたお二人が、色々とありながらも泥臭く頑張って、結果を残すことができました。何かストーリー性のようなものを感じました。
エビプール選手:レバ選手だったり、うでぃ選手だったり、PES LEAGUEに出ている方は若い人が中心となっています。(僕たちは)二人とも古参と言われるプレイヤーです。ですが、古参でもおっさんでも、やれるんだということを示せたのかなと思っています。
tarako選手:今まであまり結果を出せませんでしたが、それでもずっとウイイレをやってきました。優勝というタイトルが1つ獲れたので、それは今後の自信にもなりますし、今後も頑張っていこうという励みにもなります。
ちゃまくん:プロとして活動していきたいという意識はありますか。
エビプール選手:ぼくはプロになりたいとずっと思っているので、そういうお誘いがあれば、今の仕事を辞めてでも、挑戦してみたいなと思っています。
tarako選手:ずっと、ウイイレをやってきました。それでご飯を食べられるようにというのは難しいかも知れません。ただ、そういうチャンスを頂けるのであれば、やってみたいなとは思っています。
ちゃまくん:今日は、とても多くの観客が会場に訪れました。サッカーゲームに触れたことのない親子連れや年配の方まで、そういう方々の前でウイニングイレブンを披露できたことに、何か意味があると思いますか。
エビプール選手:ゲームでもスポーツだというところを見せられたのかなと思います。
tarako選手:まず、見てくださったことが大きいのかなと思います。いろんなゲームが集まって、大会をやるという機会はあまりないと思います。違うゲームを好きな人がサッカーゲームを見てくれたのは、まず第一歩かなと思います。
ちゃまくん:改めて、優勝おめでとうございました。
両選手:ありがとうございました。
※VAMOLA eFootball Newsは、FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019のオフィシャルメディアパートナーです。
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(取材●VAMOLA eFootball News編集部)