春季オープン戦の初戦は国士大との対戦。QB#4西本晟(商3=箕面自由学園)が2つのTD(タッチダウン)を奪うなど32―7と得点差を付けての勝利となった。しかし、第4Qでの失点や得点機会をモノにできない場面も多く、攻守ともに課題も残る一戦と…

 春季オープン戦の初戦は国士大との対戦。QB#4西本晟(商3=箕面自由学園)が2つのTD(タッチダウン)を奪うなど32―7と得点差を付けての勝利となった。しかし、第4Qでの失点や得点機会をモノにできない場面も多く、攻守ともに課題も残る一戦となった。

◆4・14~6・16  春季オープン戦(アミノバイタルフィールド他)

◆4・14 対国士大戦(アミノバイタルフィールド)

○明大31{0―0、14―0、3―0、14―7}7国士大

 圧倒的な力の差を見せつけられなかった。BIG8に所属する国士大相手に前半で24点差をつけることを目標としていた明大。しかし第1Qからパスで相手に大きくゲインを許し、FG(フィールドゴール)も失敗するなど攻守ともに実力を発揮できない。「自分たちのアメフトが出来ていなかった」(岩崎監督)と前半終了時のスコアは14―0。後半こそ巻き返しを図り、31―7と勝利は得たものの「内容は良くなかった」(西本晟・商3=箕面自由学園)。新体制で迎えた初の公式戦。「全体としてはまだまだ。勝利はしたが満足はしていない」(OL#56北村遼太郎主将・総数4=関西大倉)と初歩的なミスを無くすことはもちろん、今年のチームの武器を見つけることが春シーズンでの課題となりそうだ。 

一方で、ルーキーの活躍が多く見られた。ディフェンスではDL#98仲間礁太(文1=足立学園)が相手の素早いランプレーを確実に止める活躍。オフェンスではRB#44森川竜偉(政経1=佼成学園)が随所で好プレーを見せ、試合終了約1分前には1ydのTDランも決めた。「もっと1年生が出場できるような試合環境にしたい」(岩崎監督)と新チームとなり人数、戦力が減った中、1年生の成長は必須となるだけに今後の活躍に注目したい。

[素宮愛結]

試合後のコメント

岩崎監督

――試合を振り返っての感想をお願いします。

「色んな課題が見つかった試合だったと思います。最初は相手に合わせてしまって自分たちのフットボールができていない中で軸となるものが見つからなかったです」

――昨年のチームと比べて良いところはございますか。

「新人が活躍してくれるので選手層としての厚みは昨年並みになるかと思います。ただ春のうちに経験させて秋にはちゃんと戦力として使えるようになんとか育てたいと思います」

北村主将

――茂木崇宏前主将(平31政経卒)のキャプテン像から学んだことはありますか。

「茂木さんは皆から愛されるキャプテンですごく慕われるキャプテンだったので、そこは僕も真似するというか見習っていけるようにしたいです。ですけど、厳しいところは厳しく、そこはメリハリつけてやっていきたいと思ってます」

――オープン戦後半には強豪校との対戦もあります。 

「今日の反省点だったり良い部分を繋げることで、関学とか早大には当たり前のレベルを上げていきたいです」