尊敬するウェイドのジャージーは一生の宝物に

2018-19シーズン終了後に現役を引退するヒートのドウェイン・ウェイドは、現役最後の対戦となるチームとの試合後、対戦相手の選手とのジャージー交換を続けている。その相手は親友のレブロン・ジェームズや、NBAを代表するステフィン・カリー、自分を慕ってくれる有望株のドノバン・ミッチェルなど、NBAでも実績を残している選手たちばかり。しかし、3月4日にホームで行われた今シーズン最後のホークス戦後、彼がジャージー交換の相手に選んだのは、新人のケビン・ハーターだった。

突然ウェイドから呼ばれたハーターは、驚き、照れ笑いのような表情を見せたものの、言葉を交わしてジャージーを交換した。だが、なぜハーターだったのか。ウェイドはコートで受けたインタビューで、その理由を明らかにした。

「友人から、彼(ハーター)が幼い頃から自分を尊敬してくれているという話を聞いていたんだ。彼は僕のシューズを履いて、ユニフォームも着てくれていたみたいでね。それに彼のプレーが好きなんだ。プレシーズンから現在まで、すごくレベルアップしている。3番同士として、彼とジャージーを交換しようと思ったんだ」

ウェイドは試合後「3番の選手同士は、結ばれているからね」とコメント。「彼のプレーをプレシーズンから見ていて、好きなプレーをする選手。さらに上のレベルにいけると思うね。自分は、周りの選手から頼られる存在になりたい、何かあったら連絡してもらえる存在でありたい。僕にとっても、クールな瞬間だったさ。それに彼の表情を見たら、(ジャージー交換が)とても大きなことだと理解した」と続けた。

予期していない指名を受けたハーターは、ウェイドを尊敬する理由を聞かれ、こう答えた。

「彼はいつだって正しい行いをする選手。オフコートでの問題を聞いたことがない。彼はマイアミに優勝をもたらした。キャリアの大半をヒートの選手としてプレーした。球団に忠義を尽くした選手。僕もホークスの選手としてキャリアをスタートさせられたから、この球団のために長くプレーしたい。リーグ全体が、彼の引退を寂しく思うよ」

「額に入れて飾るのが楽しみ」とも話したハーターにとって、この日のジャージーは、一生ものの『宝物』になった。