「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第5シードの世界11位ステ…

「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第5シードの世界11位ステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。6-4、6-4でフェデラーが勝利して同大会8度目の優勝を果たし、同時にツアー通算100勝を達成した。試合時間は1時間9分。

両者は今年の「全豪オープン」で初対戦。そのときは3時間45分にわたる熱戦の末、7-6(11)、6(3)-7、5-7、6(5)-7で敗れていた。ATP公式サイトによると「正直言って、僕は彼に対してよりも、むしろ自分自身のテニスに意識を向けている。100個目のタイトルが獲得できるかもしれないしね。とにかく集中して、いいテニスをするだけだ」と前向きに語っていたフェデラー。その言葉通り、集中して素晴らしいテニスを見せ、チチパスリベンジを果たした。

第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功したフェデラー。その後、チチパスにチャンスを与えることなく第1セットは終盤を迎えた。そしてフェデラーのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで、40-0と3本のセットポイントを握ったところから粘るチチパスにデュースに持ち込まれた。さらに2本のブレークポイントを握られたフェデラーだったが、このピンチをしのぎきり、第1セットを6-4で先取した。

続く第2セットは、序盤からお互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。ブレークポイントを握ることもなく、早い展開での緊迫したゲームが繰り広げられた。そして第9ゲームで30-0とチチパスにリードされたところから4ポイントを連取してフェデラーがブレークすると、続く第10ゲームをラブゲームでキープし、第2セットを6-4で連取して勝利を決めた。

フェデラーはチチパスに2本のブレークポイントを握られたもののいずれもしのぎ、自身は2本あったブレークチャンスを確実にものにして勝利し、1月の「全豪オープン」でのリベンジを果たした。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのフェデラー

(Photo by Amin Mohammad Jamali/Getty Images)