2月25日、『FIFA 19』を使用したeスポーツ世界大会「ELEAGUE FUT Champions Cup February」の決勝戦がアメリカ・アトランタELEAGUEアリーナで行われた。17歳のイングランド人プレイヤー・テックズ選手(F2所属)が、今シーズンのFIFAグローバルシリーズ主要大会3度目となる優勝を飾った。

■両コンソールによる最終決勝戦

決勝戦は、「クロス・コンソール・グランドファイナル」と呼ばれる方式で争われる。同大会のPlayStation部門優勝者とXbox部門優勝者がそれぞれのコンソールを交互に対戦し、その合計得点によって勝敗を決める方式である。テックズ選手はXbox部門に優勝。PlayStation部門は、ポルトガル人プレイヤーのツガ選手(OFFSET Esports所属)が優勝していた。


(写真:左・ツガ選手、右・テックズ選手。中央には、同大会のトロフィーが飾られている)

■テックズによる圧巻のドリブルショー

PlayStationを使用した第1試合、今シーズンの伝説として語り継がれるだろうゴールがテックズ選手に生まれる。ネイマールが左サイドから中央バイタルエリアへドリブルを開始すると、左右に細かいステップで次々と相手ディフェンダーを翻弄。5人の守備陣の間をくり抜け、ペナルティエリア内に進入すると、素早く左足一閃。テックズ選手による圧巻の技術が詰まった一発であった。

■Xbox部門年間ポイント首位を独走中

ネイマールによる一撃を守り切り、テックズ選手が第1試合に1対0で勝利。続く、Xboxによる第2試合もツガ選手を寄せ付けず、3対1で完勝。今シーズン、Xbox部門FIFAグローバルシリーズポイントを最も稼ぐテックズ選手が、さらにその点数を積み上げる優勝となった。現在、今年の年間王者に最も近い存在と言って良いだろう。


(写真:試合後、健闘を称え合う両選手)

■ポルトガル空軍に従事するツガ選手

準優勝のツガ選手は、ポルトガル空軍のアカデミーに入隊している。そのため、週末を中心にしか練習に時間を割くことができないとのこと。しかし、同選手の今シーズンはその中での大健闘となっている。

ツガ選手は決勝戦後のインタビューで、「確かに練習時間をなかなか作れないことは大変です。しかし、その分だけ集中して練習しています。PlayStation部門で世界一にいる(アルゼンチン人プレイヤー)ニコラス選手を倒せたことは、とても誇らしく思います。意欲があれば(FIFAのプレイレベルを)成長させることができる。それを示せたと思います」と自身の置かれる環境についてポジティブに語った。


(写真:準優勝により、ツガ選手はPlayStation部門の年間ポイント4位に躍り出た)

■FIFAグローバルシリーズ初の北米大会

同大会は、北米で開催される初のFIFAグローバルシリーズ主要大会となった。世界の各地域選を突破した63選手が出場。大会賞金総額は10万ドル(約1100万円)。アトランタ・ターナースタジオ内「ELEAGUEアリーナ」にて3日間に渡り行われた。なお、日本からナスリ選手(登録名はWeb Nasri)が出場予定だったが、体調不良で同大会を欠場した。


(写真:同大会は、アメリカ大手テレビ局ターナー社のeスポーツ番組「ELEAGUE」により制作・運営された)

■アトランタ大会、5月に再び開催へ

また、5月3日から始まる「Lisenced Qualifier Event」(LQE)5月大会が、再び、「ELEAGUE」の制作によりアトランタで開催されることが発表された。今シーズンにおけるプレイオフ前最後の世界大会となる。同大会の予選日程は、「EA FIFA 19 Global Seiries」公式サイトにて後日発表されるとのこと。


(写真:ELEAGUEアリーナの全景)

■大会関連リンク

ELEAGUE FUT Champions Cup February公式ホームページ https://www.eleague.com/fifa19

(取材・編集●VAMOLA eFootball News編集部)