毎年多くのドラマを作ってきた、夏の高校野球がついに始まった。8月7日から、聖地甲子園で開催される、第98回全国高等学校野球選手権大会の出場をかけ、全国47都道府県で、多くの高校球児達が、激戦を繰り広げる。

今回は、地方大会を勝ち抜き、甲子園の舞台で活躍が予想される10チームをまとめた。

1.西東京・早稲田実

群雄割拠の西東京の中、今年もノーシードでスタート。打撃面は、昨年甲子園を沸かせた、清宮幸太朗選手をはじめ、非常に充実しているが、投手力が不安要素。だが、今年の西東京は大本命が不在で、昨年のように勢いに乗れば、2年連続の甲子園出場もあり得る。

2,神奈川・横浜

昨年就任した平田徹新監督のもと、昨年の秋、そして今年の春と県大会を2季連続制覇した。注目はエースの藤平尚真だが、下級生にも万波中生を始め、ポテンシャルが高い選手が揃っている。その戦力の充実ぶりは、全国屈指の豪華さを誇り、強豪ぞろいの神奈川の中でも頭ひとつ抜けている。

3.熊本・秀岳館

4番を務める、九鬼隆平をはじめ、タレントが豊富で、1番から9番まで、一発を狙える選手が並び、強力打線が魅力のチーム。鍛治舍巧監督は「3年で日本一」とかねてより公言しているが、2年目の今年で日本一を狙える可能性は十分。

4.高知・明徳義塾

今年の夏で、7年連続となる、甲子園出場の期待がかかる。絶対的なエースは不在で、春のセンバツでは、初戦敗退を喫したが、その後の春季四国大会では、金津知秦投手が、強打の鳴門打線を封じ込める活躍を見せ、林田壱成、北本佑斗投手の3人で夏を戦い抜いていく。

5.奈良・智弁学園

今年春、センバツで優勝し、初の全国制覇を成し遂げた。投手ではエースの村上頌樹が圧倒的な存在感を放ち、精神面でも強さを見せ、チームを引っ張る。野手では、パンチ力のある、太田英毅ら下級生が経験を積み、隙がない打線となっている。

6.大阪・履正社

高校No.1左腕の寺島成輝と、同じく左腕の山口裕次郎のダブルエースが盤石で、
春夏連続で、甲子園出場を目指す、大阪桐蔭に待ったをかけた。課題を多く抱えていた野手陣も、春の県大会で大きく成長し、得点力も上がっており、不安要素はない。

7.埼玉・上尾

花咲徳栄、浦和学院と埼玉の2強がいる中で、32年ぶりに、甲子園に手が届きそうな公立高のチーム。今年のセンバツでは、21世紀枠の関東地区候補までになった。過去の埼玉大会で、シード校が順当に勝ち進んだケースはほとんどなく、ドラマを起こせる可能性はある。

8.愛知・東邦

今年のセンバツでは、ベスト8進出はならず、主将の藤嶋健人投手は「チームの気持ちを一つにして帰ってきたい」と甲子園でのリベンジを誓った。藤嶋投手以外にも力のある選手が、投打ともに揃っており、戦力は中京大中京、愛工大名電と強豪ぞろいの愛知大会の中でも抜きん出ている。

9.島根・開星

今年春、県大会を制し、センバツ出場を果たした。瀬戸口恵大を始め、チームの特徴である、パワーを持った選手が多くいるが、今年はエースの吉川貴大を始めとした、守りの野球で、接戦をものにしてきた。

10.東東京・関東一

昨年夏に、オコエ瑠偉選手(楽天)を擁して、甲子園ベスト4に進出。新チームとなった後も、昨年の秋そして、今年の春と3季連続で優勝を飾る。今年はオコエ選手のような際立った存在の選手はいなく、小粒な感じは否めないが、身体能力が高く、ソツがない曲者が揃っている。

地方の大会ですら、毎年番狂わせが起きる夏の高校野球では、今年も優勝予想は非常に困難。甲子園の地で優勝旗を掲げるには、1つの負けも許されない、シビアなトーナメント制の大会で、今年は、どんなドラマを見せてくれるのか。一球一球に注目したい。

甲子園球場撮影:大日方航

甲子園球場撮影:大日方航

高校野球 イメージ

高校野球 イメージ

甲子園球場撮影者:大日方航

甲子園球場撮影者:大日方航

外野まで人が埋まった阪神甲子園球場

外野まで人が埋まった阪神甲子園球場