近年アルペン部門は表彰台から遠のいている中、一石を投じた。アルペンのエース・関口快(政経4=白馬)がスーパー大回転で3位になると、さらにインカレ初日の大回転では5位入賞。アルペン最終種目の回転も9位入賞を果たし、1人で16点ものポイントを獲得した。

◆1・30~2・23 第92回全日本学生選手権(野沢温泉スキー場他)

▼1部男子スーパー大回転

関口――3位

松浦――17位

佐藤優――44位

内川――50位

野川――56位

山口――64位

▼1部男子大回転

関口――5位

松浦――17位

野川――39位

佐藤優――47位

※内川は記録なし

▼1部男子回転

関口――9位

山口――30位

※佐藤優、松浦、野川、内川は記録なし

 エースの活躍ぶりは凄まじかった。関口にとって1番の苦手種目だったスーパー大回転。「10番台に入ればオーケー」(関口)。そんな中で予想外の3位。次の種目に向けて勢いよくスタートダッシュを切ると、2種目の大回転では得意種目なこともあって着実に5位入賞を果たした。

 しかし、大活躍とは裏腹に大きなプレッシャーものしかかる。OBたちから3種目入賞やさらなるポイントへの声援を受けると緊張に襲われた。そんな中で臨んだアルペン最終種目の回転。心の支えになったのはチームメートの存在だ。「ポイントを取ってくるから、皆は転んでもあきらめるな」(関口)と伝えると、それを皆が実行した。同じく回転に出場した山口晃(営4=日大山形)も途中で転ぶも、粘り完走。2本目に一緒に滑ることができ、「気が楽になる」(関口)とプレッシャーがやわらいだ。その宣言通りに約束通り関口は9位入賞につながった。

(写真:大回転で5位入賞を果たした関口)

 今年はコンバインド部門だけでなく、エース・関口の活躍でアルペン部門もチームに大きく貢献した。今年のインカレで関口は引退となるが、来年になってもアルペン部門へ期待したい。

[内田朝]

試合後のコメント

関口

――スーパー大回転は得意ではないのですか。

 「全然スーパー大回転は想定外でしたね。全然無理だろうって思っていて、でもなんか10数番に行ければオーケーって思っていたらそしたら3番のタイムで。一番得意なのは大回転ですよ」

――社会人になって、コーチや監督をするとおっしゃっていました。

 「そうですね。すぐにとは言わないですけど、まあ自分である程度社会を見て稼げるようになっていったら、コーチになろうかと思っています」

――誰かのために頑張ったとかいうことはありますか。

 「誰かのためというよりは自分が頑張るからこそ誰かのために、要するにその誰かは明治のためであるのかなっていうふうに思います」