2月9日、FIFA(国際サッカー連盟)主催のeスポーツ大会「FIFA eClub World Cup 2019」(eクラブW杯)がロンドンで開幕した。日本から、アジア・オセアニア予選を突破したPrime NINJAが出場。前年王者デンマーク1部リーグ・ブレンビーIF、英プレミアリーグのマンチェスターシティとウォルバーハンプトンといった、実際の有名サッカークラブに設立されたeスポーツチームと予選ラウンドを戦った。


(写真:英テレビ局スカイスポーツのスタジオで開催された)

Prime NINJAは、日本を代表する19歳のFIFAプレイヤー・ナスリ選手(PlayStation)とコロンビア人で2017年トップ4の実績を誇るヤノス選手(Xbox)が所属している。


(写真:手前・ヤノス選手、奥・ナスリ選手)

eクラブW杯はEA SPORTS社FIFAシリーズによるeスポーツ版クラブW杯。個人戦となる他のFIFA世界大会と違い、FIFAのeフットボールマネジメントシステムに登録された正式チームによる世界大会となる。クラブはPlayStation、及びXboxの両コンソールに1選手ずつ登録する必要がある。

試合は、1stレグをPlay Station、2ndレグをXbox、3rdレグを2v2(2人対2人)の、合計3度の対戦によって争われる。


(写真:マンチェスターシティ戦に臨むナスリ選手)

予選ラウンド第1試合、Prime NINJAはマンチェスターシティと対戦。PlayStationによる1stレグ、ナスリ選手はマンチェスターシティの強敵シェルツ選手相手に拮抗した試合展開を見せる。

前半20分、シェルツ選手のエル・トルネード(足の甲で浮かしたボールをハーフボレーする技)のクロスからヘディングにより失点。後半、ポゼッションで上回るナスリ選手は、細かい攻撃の崩しが機能し始める。しかし挽回は及ばず、最終スコアを1対3とし敗戦した。

シェルツ選手は「ナスリの守備によってスペースが無く難しいゲームだった」とナスリ選手の試合ペースだったことを認めた。ナスリ選手自身も「勝ってもおかしくない試合だった」と振り返るゲームだけに、悔しい敗戦となった。リズムに乗り切れないPrime NINJAは、2ndレグと3rdレグも落とし、第1試合に勝点を獲得できなかった。


(写真:試合後のインタビューに答えるマンチェスターシティの選手ら)

Prime NINJAは第2試合、前年王者ブレンビーIFと対戦。1stレグと2ndレグを落とすも、3rdレグの2v2対戦を逆転劇により初勝利を飾る。尻上がりに勢いが出てきたPrime NINJAは、第3戦にウォルバーハンプトンと対戦。2ndレグ、ヤノス選手が試合終了直前の勝ち越しゴールにより勝利。3rdレグ2v2は、白熱の点の取り合いを1点差で勝ち切った。

最終的に勝点9を積み上げたPrime NINJAであったが、グループA・4位で予選ラウンド敗退となった。グループAは、勝点20としたマンチェスターシティが首位通過。勝点12のウォルバーハンプトンが2位となり、明日の決勝ラウンドへ進出。前年王者のブレンビーIFは予選ラウンドで姿を消すことになった。


(写真:試合後、敗戦の弁を語る前年王者ブレンビーIFの選手ら)

eクラブW杯は、世界の各地域予選には150クラブ以上が参加。前年王者のブレンビーIFと、予選を勝ち抜いた15クラブの合わせて16クラブが出場している。


(写真:会場の壁に、出場する16クラブのアイコンが並ぶ)

大会賞金総額は10万USドル(約1,109万円)。なお、明日10日の決勝戦は、英テレビ局Sky Sportsにより世界へ生放送される。

(取材・文●VAMOLA eFootball News編集部)