「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が、イボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-3、7-6(6)、5-7、5-7、7-6(7)の…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が、イボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-3、7-6(6)、5-7、5-7、7-6(7)のフルセットの末に破り、3回戦へ進出した。その錦織が試合後のインタビューに答えた。

試合時間3時間48分、フルセットに加えて今年の「全豪オープン」で導入された「10ポイントタイブレーク」を制した錦織。

厳しい試合だったのではと問われると「負ける一球が目の前まで何度も来ていました。勝てたのが不思議な感じはちょっとあります」と率直な感想を述べた。

実際、第5セットのゲームカウント4‐4での第9ゲームでは、0‐40と1本も落とせない大ピンチに陥ったが、冷静にしのぎ切った。

また「第3セットからなかなかブレークできなくて。ブレークチャンスこそありましたが、それを逃してからは、なるべく過去を見ないで次の一点に集中することを意識していました」と、ピンチになっても諦めずに前を向く姿勢を持っていたと語った。

2セットアップから追いつかれたことについては「苦しかったですね。タイブレークに行けばフィフティー・フィフティーなのでまだチャンスはあったのですが、そこまで持っていけなかったのが悔いに残る第3、第4セットでした。ちょっと引きずりましたね、あの2セットは」と語った。

そして勝利については「嬉しいですね。特に最後の方はなかなか勝つのが見えない中での試合だったので、勝てて嬉しいです」と語った。

オンコートインタビューで今日の試合が自信に繋がったと発言した錦織。「一試合目もそうですが、こういう大変な試合を二試合勝てたのは大きいと思います。なるべくリカバリーをしっかりして次に臨みたいと思います」と語った。

勝利した錦織は、現在対戦中のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)とジョアン・ソウザ(ポルトガル)の勝者と3回戦で対戦する。試合は大会6日目、1月19日に予定されている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」2回戦での錦織圭

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)