12月13日から16日、『FIFA 19』によるeスポーツの世界大会「Gfinity FUT Champions Cupがロンドンで開催された。日本からはアジア・オセアニア予選を突破した、黒豆選手(CYCLOPS athlete gaming)がXbox One部門で出場した。

14日に行われたノックアウトステージ第1回戦、エジル選手が創設したeスポーツチーム「The M10」に所属するResende選手に1対4で敗戦。黒豆選手のロンドン大会が終了した。

VAMOLAは試合後、黒豆選手にインタビューを敢行し、同大会を振り返ってもらった。


(写真:会場の様子。ロンドン中心部から西南のFulhamという街で開催された)

――グループステージを振り返って

グループ分けが発表された時点で、かなり厳しいグループに入ったなと思いました。正直、1試合でも勝てれば御の字かなと。

初戦のGoalMachine選手(Rogue Gaming Team)にスコア的に大差をつけることができて自信がつきました。先月のルーマニア大会でベスト8まで進出した選手に勝てた事が自信にもなりました。

やはり、このレベルの選手とプレイすると、自分が疲弊してしまって、体力を奪われました。そのため、次の試合は序盤から集中力を切らすシーンも出てきてしまい、それは反省点です。

シャルケ04所属のTIM LATKA 選手に勝って、グループステージを突破できたのは自信になりました。まずは、突破できたことが嬉しかったです。

――ノックアウトステージを振り返って

1試合目は、点を取りに行くというよりは、堅い試合になると思いました。互いに様子見の展開となり、どっちが先に点を取れるのかが勝負でした。

先制をされてしまい、点を取りに行くしかなくなりましたが、最後に決めることができませんでした。

2試合目も点を取りに行きましたが、やはり最後のフィニッシュを決めることができませんでした。相手はカウンターを狙ってきていて、点を取られてしまい、自分のペースに持っていけませんでした。

どこかで点を取り、追いつけていれば、違う展開になったと思います。ただ、力の差を痛感したというよりも、グループステージを突破した人たちとも、やれないことはないという自信になりました。

――決め切れない原因は

グループステージでは、タイミングフィニッシュを上手く出せましたが、2日目は会場が変わって、環境面の変化に適応できず、タイミングフィニッシュを決められなかったことが原因と考えています。

また、やはりフィニッシュ面のところで世界との差を感じたことも事実です。一度ミスをすると嫌なイメージがついてしまって、シュートを思いきり打てなくなりました。

チャンスの回数は自分の方が多いのに、決められない試合もあったので、今後もっと練習をしなければいけないと感じました。

――グループステージとノックアウトステージではプレッシャーが違いましたか

どちらかと言えば、グループステージの方が緊張していました。4月に世界大会へ出場した時は予選敗退でした。それから半年くらいが経って、自身が何も変わっていなかったらショックだろうとは思っていました。

ノックアウトステージはどこまでやれるのか、楽しみながら試すような気持ちでリラックスしていました。

――ヨーロッパ独自(サーバー特有の)ラグなどは

ラグはありましたが、日本でプレイするよりはやりやすいです。ボタンを押したら、しっかりと反応してくれました。相手も同じ環境であるため、自分だけが不利と感じる事はなかったです。

――南米選手の特徴は

南米の選手はボールを取られないことを前提としています。日本ではあまり見かけないタイプで、スペースを与えてくれないので、非常にやりにくいと思いました。対策としては、今までより早くプレスをかける必要があると感じました。

――プロクラブ所属選手として、プレッシャーを感じることは

2年ほど経つので、所属選手としてのプレッシャーを感じることはなくなりました。

特に海外の大会は、チャレンジャーなのでプレッシャーはありません。逆に国内の大会では、簡単には負けられないというプレッシャーがあります。

――海外移動で何か気に掛けていることは

正直、時差ボケがきついです。今朝はやっと、朝6時くらいに起きることができました。それまでは、寝つけなかったり、寝不足気味の大会ではありました。ただ、寝不足が原因でコンディションが落ちるということはありません。

単純に試合数が多いので疲れました。また、1日に行われる試合数は同じでも、日本とヨーロッパでは密度が違います。

相手のレベルが非常に高いので、常に6時間~7時間ずっと集中することが要求されます。集中を切らしてしまうと、点を入れられてしまいます。

――最後に一言お願いします

世界大会に出場できるよう、日本へ帰っても練習します。また出場することができれば、1度でもノックアウトステージで勝てるようにしたいです。

格上の選手だけではなく、同レベルの選手と戦ったときにも負けないよう、しっかりと分析して準備をしたいです。毎試合、フルのパフォーマンスを発揮できるようにすることが今後の課題です。


(写真:優勝したMSドッサリ選手<中央>ら、サウジアラビアの選手首脳陣)

■黒豆選手のFUT Champions Cup ロンドン大会の成績

黒豆選手はXbox One部門の予選リーグ・グループDで登場。3勝4敗で勝ち点9とし、グループD5位により予選リーグを突破。ノックアウトステージへ滑り込んだ。

なお、『FIFA eWorld Cup 2018』王者であり、今大会でも優勝を飾ったMSドッサリ選手(Rogue Gaming Team)と予選リーグ第5試合で対戦。3対4の僅差で惜しくも破れている。

Xbox One部門予選リーグ・グループDの成績
1位:ROGUE MSDOSSARY 6勝1敗
2位:MINO7X 6勝1敗
3位:S04 TIM LATKA 4勝3敗
4位:XL PAINTER 4勝3敗
5位:KUROMAME 3勝4敗
———-予選リーグ突破ライン———
6位:ROGUE GOALMACHINE 2勝5敗
7位:TIGRE 2勝5敗
8位:HENSOO 1勝6敗

ノックアウトステージ第1回戦、アーセナルのエジル選手が創設したeスポーツチーム「The M10」所属のResende選手に1対4で敗戦。同大会を敗退した。

(取材●Akira Kurosawa)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)