デンマークの脳神経科学を研究するスタートアップ企業Plato Science社は、世界初となるeスポーツ選手の脳内パフォーマンスを向上させるヘッドセット「Plato Game」を開発した。

「Plato Game」は、プロゲーマー向けに開発されたヘッドデバイスである。集中力と学習能力を担う脳の前頭葉に非常に弱い電流を送り刺激することにより、安全かつ簡単な方法でプレイヤーのゲーム中のパフォーマンスを向上させることができるという。

使用される技術は「Transcranial Direct Current Stimulation(tDCS)」と呼ばれる。脳内で相互作用する何十億というニューロン信号に、神経インパルスを通じて電気的刺激を加えることで、そのニューロン同士の伝達強度が上がる技術のことを指す。科学的に証明された方法であり、臨床神経科学で15年以上使用されているものである。かつては脳神経科学の臨床医と研究者のみ使用できる技術であったが、同社の開発した方法により個人向けにも安全に使用できることとなった。


(写真:ゲームに使用するヘッドフォンと同時に装着できるよう設計されており、プレイにはほとんど気にならないとのこと)

同社CEOのBalder Onarheim氏はVAMOLAのインタビューに応じ、「現在、私たちは機能を全て実装させたプロトタイプのテスト運用をしているところです。完成版は、まさに制作段階です。全てのテストが完了次第、新商品として販売開始します」と進捗状況を語った。

発売日は未確定だが、同社ホームページより予約購入ができる。早期割引価格として399ユーロ(約5万円)。

■Plato Science社「Plato Game」予約購入ページ
https://platoscience.com/platogame/

脳を刺激させるデバイスなこともあり、受け入れられるのには時間はかかりそうだ。しかし、eスポーツ全体の競技レベルの向上に寄与する可能性は大いにあるだろう。また、VAMOLAは発売前のプロトタイプ版を手に入れることとなった。守秘義務により話せることは多くないが、使用感を追って記事とする。

(翻訳●Masayuki Hagiwara / 鎌倉インターナショナルFC)
(取材・編集●VAMOLA eFootball News編集部)