『FIFA 19』によるeスポーツの世界大会「FUT Champions Cup」が11月30日から3日間、ルーマニアの首都ブカレストで開催された。世界22カ国から64名の選手が集結。日本からはアジア・オセアニア予選を突破した、つぁくと選手…
『FIFA 19』によるeスポーツの世界大会「FUT Champions Cup」が11月30日から3日間、ルーマニアの首都ブカレストで開催された。
世界22カ国から64名の選手が集結。日本からはアジア・オセアニア予選を突破した、つぁくと選手(Blue United eFC)が出場した。
アジア・オセアニア予選のPlayStation4部門は、2枠が用意され、今大会に出場したもう1人のアジア・オセアニア代表が、韓国のSerryworld選手である。同選手は、FIFAの世界大会に初出場となった。
結果は惜しくも、17位と決勝トーナメントへの進出こそ逃したが、初出場ながら見事に2勝を手にした。特にFCバーゼル所属のStrxnger選手との熱戦によって、関係者からの評価が一気に高まった。
VAMOLAは試合後、Serryworld選手にインタビューを敢行した。以下、一問一答。
(写真:今大会、PS4部門でアジア選手として最高位である17位の成績を収めた)
――初出場の世界大会でした
はい、僕にとっては全てが初めてのことだらけでした。2勝3敗という(予選ラウンド敗退の)結果でしたが、まずこの(世界大会という)場に来られたことが素直に嬉しいです。将来を考えてみても、良い経験になったと思います。
ただ、僕には一般的な韓国人男性と同じように兵役義務があります。2020年1月まで、その兵役義務が続きます。その義務を全うしてからが、本格的にそして継続的にFIFAの世界大会へ参加していく本番だと思っています。
――FIFA19の韓国での熱は
現在は、多くの人がプレイしています。韓国ではeスポーツが盛んです。ただ、FIFAのプロチームはまだありません。今後、できるかもしれませんね。
――自分のパフォーマンスを振り返って
(予選ラウンド)最後の試合まで、(決勝トーナメント進出の可能性を残す)ギリギリの接戦に持ち込むことができたと思います。守備を改善するという課題を見つけました。今後に繋がる良い手応えを得ることができました。
初めて体験するヨーロッパでの試合であり、緊張しました。Nocolas選手、Strxnger選手、Maestro選手、Joksan選手、という有名選手の名前に負けそうな気がしました。しかし、良い試合をすることができ満足しています。
――大会のレベルに関して
実際、アジアの選手がヨーロッパの選手と同じレベルになってきていると思います。それは、先月パリのContinental Cup 2018で、(日本人選手の)ナスリ選手が決勝トーナメントに進出したことでも、アジアの実力を示してくれたと思います。
ナスリ選手は僕にとって憧れの選手です。いつかグローバルシリーズの世界大会へ一緒に出場できればと思っています。そして、アジア人が世界チャンピオンのレベルにあることを、僕は本気で証明したいです。
(写真:Serryworld選手の情熱と実力は本物である)
――あなたの強みを分析すると
まずは、パスの(判断の)速さだと思います。そして、「ダイレクトシュート」です。
僕のダイレクトシュートは世界でもトップクラスにある自信があります。今大会、5試合を通じて25得点を決めることができました。この25得点は、全てダイレクトシュートによるものです。
実はここまで、「タイミングフィニッシュ」を使っていません。それは、ダイレクトシュートに強いこだわりがあるからです。
――ヨーロッパのプロフットボールクラブに興味は
今大会、ドイツとポルトガルのプロフットボールクラブに所属する選手と戦いました。どこかのクラブが僕をスカウトしてくれないか、提案したいです(笑)。夢は、欧州のフットボールクラブのメンバーになることです。
今回、本当にこの(ブカレスト)大会に来ることができて嬉しいです。
ありがとうございます。
(インタビュー・文●VAMOLA eFootball News編集部)