『FIFA 19』によるeスポーツの世界大会「EA FUT Champions Cup Bucharest」は11月30日、予選ラウンドが行われた。世界22カ国から64名の選手(プレイステーション4とXbox Oneで各32名)が、ルーマニ…

『FIFA 19』によるeスポーツの世界大会「EA FUT Champions Cup Bucharest」は11月30日、予選ラウンドが行われた。世界22カ国から64名の選手(プレイステーション4とXbox Oneで各32名)が、ルーマニアの首都ブカレストに集結。日本からはアジア・オセアニア予選を突破した、つぁくと選手(Blue United eFC)がプレイステーション4部門に出場した。

この日、独ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンに所属するMoAuba選手が、5戦全勝で勝ち点15とし予選ラウンドを首位通過。大会初日の「PLAYER OF THE DAY」に選ばれた。

以下、つぁくと選手の予選ラウンドの試合結果をお伝えする。対戦した選手の関連するツイートも合わせてまとめた。

【第1試合】つぁくと選手対Arti選手

初戦、つぁくと選手はFIFA強国ドイツ出身のArti選手と対戦。1st Leg、つぁくと選手は2対1とリードした展開で後半のアディショナルタイムを迎える。しかし、Arti選手に一瞬の隙を狙われ痛恨の失点。勝利の目前で2対2の同点とされ、同試合を引き分ける。

2nd Legも2対2の同点のまま90分が終了。勝敗を確定させる既定のルールにより、延長戦へ突入する。延長戦、試合が激しく動く。両選手が2得点ずつ奪い合い、4対4に。しかし試合終了間際の117分、Arti選手にペナルティエリア中央から強烈なミドルシュートを決められ万事休す。悔しさの残る敗戦となった。

【試合結果】
・1st Leg:2-2
・2nd Leg:4-5
・Total:6-7

【第2試合】つぁくと選手対Lukas選手

第2試合、独ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトに所属するLukas選手と対戦。試合結果は以下の通り。

【試合結果】
・1st Leg:2-4
・2nd Leg:3-3
・Total:5-7

【第3試合】つぁくと選手対Mikkel Hjorth Bach選手

第3試合、デンマーク代表Mikkel Hjorth Bach選手と対戦。1st Legを2対3とし敗北するも、2nd Legを3対1で勝利。合計得点を5対4としたつぁくと選手が、見事な逆転劇で大会初勝利を飾った。

【試合結果】
・1st Leg:2-3
・2nd Leg:3-1
・Total:5-4

【第4試合】つぁくと選手対Gravesen選手

第4試合、ナイキ社がスポンサードする「Dux Gaming Team」に所属するスペイン代表Gravesen選手と対戦。試合結果は以下の通り。

【試合結果】
・1st Leg:2-4
・2nd Leg:3-5
・Total:5-9

■4試合を1勝3敗として23位。予選ラウンド敗退が決定

同大会の予選ラウンドはスイス方式(※)で行われた。プレイステーション4部門に出場する32名の選手のうち、16名が決勝トーナメントに進出できる。つぁくと選手は予選ラウンドを4試合戦い、1勝3敗となった。結果、第4試合終了の時点で17位以下が確定し、惜しくも決勝トーナメント進出とはならなかった。なお、最終順位は23位となった。

同大会は「FIFA eWorld Cup 2019」の出場権を懸けて争われる、FIFA19グローバルシリーズの主要大会。全6回に渡って開催され、今回が初回の大会となる。

大会優勝者は1500グローバルシリーズポイントと、5万ドル(567万円)の賞金を獲得できる。試合は1st Leg、2nd Legで争われ、この2試合の合計スコアによって勝者を決定する。合計スコアがタイであれば、延長戦、PK戦へと続く。

※スイス方式とは
勝ち残り式ではなく、すべての参加者が一定数の試合を行うトーナメント方式。すべての競技者が複数回の試合を行うが、総当たり戦のように他のすべての競技者と試合をするわけではない。全試合終了後に最も多くの得点を集めたものが順に勝者となる。

(取材・文●VAMOLA eFootball News編集部)