30歳の伊藤竜馬が、今年の楽天オープン予選で負けていた若手の綿貫陽介に対して意地を見せ、逆転で優勝を果たした。試合序盤は綿貫の集中力が高く、ストローク戦で優位に立ち、6-3で第1セットをリードする。しかし「最初は取られても攻めていく。陽介は…

30歳の伊藤竜馬が、今年の楽天オープン予選で負けていた若手の綿貫陽介に対して意地を見せ、逆転で優勝を果たした。試合序盤は綿貫の集中力が高く、ストローク戦で優位に立ち、6-3で第1セットをリードする。しかし「最初は取られても攻めていく。陽介は緩急をつけるのがうまいので、そのペースにはまらないように」と、受身に回らない、攻めのテニスを展開した伊藤が、拮抗した第2セットを7-5で奪取。ファイナルセット3-3の場面では、綿貫に2本のブレークポイントを握られるが、伊藤がしのぎきってキープをすると、さらに勢いに乗り、6-3で試合を締め、2012年釜山以来の優勝となった。

「9回も決勝で負けていたので、勝てて本当に良かった」顔をほころばせた伊藤は、着実な歩とともに、来年さらなる高みを目指す。

伊藤竜馬 3-6、7-5、6-3 綿貫陽介

会場/兵庫県三木市総合防災公園 ブルボンビーンズドーム

日程/11月10日~12日(予選)

11月12日~18日(本戦)(©スマッシュ)

※写真は大会の様子

(©スマッシュ)