キリンチャレンジカップ2018ベネズエラ代表戦 大分スポーツ公園総合競技場 11/16(金)19:30K0詳細は、こちら(クリックすると日本代表スポブル特設ページへジャンプします)____日本のフォーメーションは4-2-3-1 GKは初先発…

キリンチャレンジカップ2018ベネズエラ代表戦 大分スポーツ公園総合競技場 11/16(金)19:30K0詳細は、こちら(クリックすると日本代表スポブル特設ページへジャンプします)

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日本のフォーメーションは4-2-3-1 GKは初先発、初出場シュミットダニエル。DFは左から 佐々木、吉田、富安、酒井。ボランチは柴崎、遠藤。2列目は中島、南野、堂安。ワントップに大迫。前回のウルグアイ戦から、 GK東口、DF長友、三浦を変えてのぞむ。


日本は積極的に前からプレスをかけてボールを奪取し、攻撃に繋げる。

ベネズエラも同じく、前からGKまでプレスをかける。柴崎が最終ラインに入ってボール回しに加わるが、日本の前へのロングボールをカットされる。前半10分ワンツーから佐々木のクリアミスを狙われあわやゴールという場面で、富安がギリギリでかき出す。大迫に縦のボールが入ってからの2列目3人の飛び出しと、中島、堂安のドリブルがベネズエラの守備陣を切り裂く。

ベネズエラはボールをカットしてから縦に早い攻撃を仕掛け、シンプルに早くクロスを入れるパターンとマイナスにボールを入れてハーフスペースから組み立てるパターンを効果的に使い分けていた。ベネズエラも4-2-3-1。

ワントップのロンドンがポストプレーがうまく、日本と実力が拮抗した試合をしていた。ベネズエラも何度かチャンスを作り出していたが、最後のシュートがうまくミートしないなど最後の精度を欠いた。前半30分には吉田がタイミングよく自陣から縦パスを出す。ディフェンスラインの裏に抜け出した南野はゴール前を確認してペナルティエリア左から折り返す。

詰めていた大迫が触れば1点という場面だったが、懸命に戻ったフェラレーシにクリアされてしまう。日本は、柴崎、遠藤がディフェンスラインに入って、プレスをかわしたり、両センターバックから縦に早い前線へのフィードなど組み立てに習熟を見せる。前半34分大迫のスルーパスから中島が抜け出すが、1対1を決められず。

前半39分、右サイドの敵陣中央でFKを得ると、キッカーの中島は精度が高く、鋭いクロスを入れる。ファーサイドに走り込んだ酒井が右足でハーフボレー気味でダイレクトに合わせる。強烈なシュートがGKの手をはじいて先制点を奪取。今回FKはCK含めて中島からいいボールが供給されていた。酒井は代表初ゴール。このまま日本リードで前半終了。

シュミットダニエルは、味方からのバックパスを冷静にさばいていて、足元の技術力の高さを見せた。


後半開始、両チームは交代なし。両チームともに立ち上がりからプレスを激しくかける。

後半7分、カウンターを受けそうになるも、遠藤が体を張って止める。遠藤は本試合攻撃面で目立った活躍はなかったが、うまく中盤の守備のバランスを保っていた。後半16分大迫にイエローカード。笛がなっているにも関わらずボールを保持した相手にしつこくチャージをかけ続けた。

この試合では大迫はまた類まれなポストプレーを見せるが、度々CKの際にベネズエラ選手と小競り合いを起こすなど少し苛立っていた。後半20分にベネズエラは3選手を交代。ここから両チームともに新戦力のテストが始まる。後半23分 大迫OUT→北川IN。中島OUT→原口IN。後半27分は北川が負傷するが、しばらくして戦列に復帰。

大迫と比べた場合、北川をワントップは厳しいか。後半32分堂安OUT→杉本IN。南野OUT→伊東IN。2トップ気味のフォーメーション。左右に原口、伊東が入ったことにより縦へ抜けるドリブルからクロスの攻撃を見せる。後半36分日本ゴール前で酒井が後ろからゴンサレスを倒してしまいPK。シュミットの見せ場であったが、逆を突かれて同点とされる。

後半46分原口がドリブルで相手を置き去りにし、グラウンダーのクロスを出す。ゴール前で受けた北川は冷静なボールタッチで相手をかわし、シュートまで持ち込む。しかし、リンコンの懸命なブロックに阻まれてしまう。

北川はJリーグで見せているゴール前でのクオリティを見せた。後半47分右サイドの敵陣中央から伊東が正確なクロスを上げると、ゴール前で飛び上がった吉田が豪快なヘディングシュートを決める。しかし、吉田はオフサイドの判定となり、決勝点とはならない。

吉田を前線にあげたパワープレイも実らずタイムアップ。親善試合とはいえ、競合ベネズエラ相手に互角の戦いを見せた。大迫、中島、南野、堂安の前線4人の相性とコンビネーションは守備時も含めて効果的であった。

森保監督は交代で前線の選手の競争を促したが、違うメンバー、違うフォーメーションでのオプションもこれから求められる。

テキスト / KOJI