男子ツアー最終戦として、年間上位8選手で競い合う「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)。世界ランキング9位の錦織圭(日本/日清食品)は2年ぶり4度目の出場となる。初出場となった2014…

男子ツアー最終戦として、年間上位8選手で競い合う「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)。世界ランキング9位の錦織圭(日本/日清食品)は2年ぶり4度目の出場となる。

初出場となった2014年同大会、錦織は決勝トーナメント進出も準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた。2015年はグループステージ1勝2敗で決勝トーナメント進出ならず。そして3度目の出場となった2016年には、2014年と同様に決勝トーナメントの準決勝でジョコビッチに敗れていた。

今シーズン1月に約5ヶ月間のツアー離脱から復帰した錦織は、11月5日のランキング更新で1年2ヶ月ぶりにトップ10に返り咲いた。またキャリアを通して11個のタイトルを獲得している錦織。今シーズンは優勝はないものの「ATP1000 モンテカルロ」で準優勝、「ウィンブルドン」でベスト8、「全米オープン」ではベスト4進出を果たしている。

WOWOW公式サイトにツアー最終戦に向けたインタビュー動画が公開され、錦織は「1年の始まりはチャレンジャーからのスタートでした。最後ここまで来れてとても嬉しいですし、まだここからが勝負なのでもう1週間頑張りたいと思います」「ここ(ツアー最終戦)も数回プレーしているので今までの経験を生かして、この場所は凄くスペシャルでプレーしていてとても楽しく感じる場所でもあるので、1試合ずつ楽しんでプレーしたいと思います」と意気込みを語った。

錦織はツアー最終戦の第1戦で、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。対戦成績は錦織が2勝7敗で負け越しており、6連敗となっている。厳しい戦いとなることが予想されるが、見事勝利を飾り好スタートを切ることが期待される。なお、両者の試合は日本時間12日の午前5時ごろ開始予定だ。◇   ◇   ◇

グループステージの組み合わせは、次の通り。

■グループ「グーガ・クエルテン」

[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア):世界ランキング(シングルス)1位

[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ):世界5位

[5]マリン・チリッチ(クロアチア):世界7位

[8]ジョン・イズナー(アメリカ):世界10位

■グループ「レイトン・ヒューイット」

[2]ロジャー・フェデラー(スイス):世界3位

[4]ケビン・アンダーソン(南アフリカ):世界6位

[6]ドミニク・ティーム(オーストリア):世界8位

[7]錦織圭(日本/日清食品):世界9位(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での錦織

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)