「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)で膝の故障から復帰し出場を予定している世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)。ATP公式サイトによれば、10月上旬に故郷であるスペインのマヨルカ島で起き…

「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)で膝の故障から復帰し出場を予定している世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)。ATP公式サイトによれば、10月上旬に故郷であるスペインのマヨルカ島で起きた洪水災害について語った。

ナダルは洪水によって家屋などの被害を受けた人々が避難できるように、自身が開校したテニスアカデミーを開放。さらに被害のあった家屋を片付けする様子もSNSを通して拡散され、称賛の声が送られていた。

洪水災害についてナダルは「わたしはその状況を内側から体験しました。子供を探す人たちの壮絶な日々を目の当たりにしました」「ああいう出来事も人生の一部で、非常に不運な出来事で......こういうことからの回復はほとんど不可能と言えます」と語る。

続けて「しかし何とかして、わたしたちにできるのは彼らをサポートすることだけです。彼らが失った様々なことを取り戻す手伝いをすることぐらいしかできません」と話した。

また「嬉しいことに、世界中の人々がわたしたちに手を差し伸べてくれました」「選手たちはみんな、マヨルカ島がわたしにとってどれだけ大事なところか分かってくれています」と、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やロジャー・フェデラー(スイス)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)らから洪水被害についてメッセージが寄せられたことを話した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)