「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界57位のサム・クエリー(アメリカ)と対戦。第1セットは7-6(7)で錦織が先取した。両者は過…

「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界57位のサム・クエリー(アメリカ)と対戦。第1セットは7-6(7)で錦織が先取した。

両者は過去に9回対戦しており、錦織が5勝4敗と勝ち越している。クエリーは今年の2月にはキャリア最高の11位を記録しており、高い打点から放たれる弾丸サービスが武器の選手。2回戦終了後に「テニス自体はすごく良い感覚があるので、この調子で今週最後までしっかり頑張っていきます」と大会への意気込みを語った錦織が、順調に勝ち進むことができるのか、期待がかかる。

第1セットはクエリーのサービスゲームから始まった。先にチャンスをつかんだのは錦織。第3ゲームでブレークポイントを握ったが、ここはクエリーにしのがれてしまった。

その後はお互いにキープの展開が続き、今度は第6ゲームでクエリーにブレークポイントを握られる。しかし、ここは錦織が華麗なウィナーを決めてしのぐ。

そこからも両者が一歩も譲らぬ展開となり、第1セットはタイブレークに突入。先にミニブレークに成功したのは錦織だが、すぐにミニブレークバックを喫してしまう。クエリーのサービスになかなかチャンスを作れない錦織だが、アグレッシブなプレーでラリーを制してクエリーにもチャンスを与えない。

そしてポイント5-5としたところでクエリーのワイドへのリターンを返しきれずにミニブレークを喫し、クエリーにセットポイントが訪れる。しかし、錦織はすぐにミニブレークバックをし、ポイント6-6に。

勢いに乗る錦織がパッシングショットを決めてセットポイントを握ったが、ここもクエリーにしのがれてポイント7-7とイーブンにされる。それでもセットポイントを再び握った錦織がクエリーからミニブレークを奪い、7-6(7)で第1セットを先取した。

錦織はこれでタイブレークでは12連勝となった。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」2回戦での錦織

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)