■立教大vs法政大2回戦
立教大 020 030 001=6
法政大 110 021 002×=7

(立)江口、中川、●手塚-藤野
(法)髙田、石川、〇菅野-中村浩

優勝するにはもう負けが許されない法大2回戦。守備の要笠井(済3=桐蔭学園)と、昨日現れた期待の新星小野大(文3=横浜)の猛打賞の活躍もあり得点を重ねるも、1点リードで迎えた9回裏、不運な内野安打などもあり惜しくも敗れた。

立大は神宮初先発となる江口(営3=浦和学院)に大事なマウンドを託した。「(緊張)そんなものはないです」と語る左腕。序盤は、四球や単打が重なり2点を奪われてしまった。しかし、2回には足に当たった打球をその後素早く処理。気迫あふれるプレーを見せると、回を追うごとに持ち前のテンポのいいピッチングを取り戻し、3,4回はパーフェクト。4回を2点でまとめ、後を託した。

打線は先制された直後の2回、江藤(済3=東海大菅生)が意表をつくセーフティーバントで出塁すると、神宮初スタメンの敷名(社2=神戸国際大附)に打席が回る。「緊張してたがやるしかない」と腹をくくる。2ストライク後、ライト線へはじき返しチャンスを広げた。その後は笠井がバットを折られながらも一塁前に転がし同点とすると、江口が自らのバットでレフト前へ。この回、一気に逆転に成功した。

この日、1番に抜擢された小野は3安打猛打賞と大活躍【撮影・内村彩香】

フレッシュな男が今日も魅せた。小野大は昨日の活躍を買われ一躍リードオフマンでスタメン。「思い切り振ろうと思っていた」と語るように、同点で迎えた5回一死一塁。変化球をとらえ当たりは右中間を真っ二つ。快足を飛ばし三塁を陥れ、昨日に引き続き稼いだ打点は貴重な勝ち越し点。流れに乗った立大はさらにこの回二点を追加し相手にプレッシャーをかけた。小野は試合後、「うまく打てました」と振り返った。

その後またも追いつかれ後がない最終回。先頭の笠井が本日3本目となるピッチャー強襲の安打で出塁する。1死一、三塁で松﨑(文4=横浜)に打席が回る。主将が中堅手へはじき返した打球は犠飛には十分。土壇場で見事勝ち越した。しかしその裏逆転を許し、チームは敗れた。

試合には負けたが収穫もある。小野大や江口など新勢力の活躍が目立った今週の法大戦。底上げにより触発されたスタメン勢力も一層気合が入るだろう。また打撃についてもここまで貧打だったが今週は両日2桁安打とメンバーや打順を入れ替えたことによる改善が見られた。最強の投手陣に打撃まで兼ね備えた立大は鬼に金棒だ。
(10月7日 川田怜旺)


◆コメント◆
溝口監督#30(90年度卒=湘南)
「優勝だけを目標にやってきたので、残念です。打順の入れ替えと打撃の調子の良さそうな人間を入れた方が良いかなという判断で、昨日今日は大幅に変更しました。結果が出ないと今までやってきたことがどうだったんだという気持ちになったり、今までやってきたものが0になったと思ってしまう。それはもったいないので、今すぐに慶應戦に向かうというのは難しいし、きついと思うのですが、このチームでやれるのもあと2カードなので、もう一回ひとかたまりになれることを願っています。応援の声も大きかったし、結果を出したかった。六大学野球は対抗戦なので、一校一校とどんな状況でも全力で戦う。なんとか盛り返してやっていきたいなと思います。」

主将・松﨑#10
「今日は取って取られてという展開だったのでディフェンス面で負けたというところはありますし昨日は打てなくて、攻撃も守備も実力不足でした。(良かった点は)攻撃陣は昨日からの変化が見られたと思います。来週は優勝するためにここまでやってきたのですがしっかり切り替えてまだリーグ戦は続くので頑張ります。」
公式戦初先発の江口#11
「先取点を取られてしまったのが悔やまれるところだったので、そこで最初から相手に流れがいってしまったので、反省してます。今日はピッチャーで負けてしまったので次はピッチャーで勝てるように反省もでたので、1週間でどう克服していくかが大事だと思います。」

本日猛打賞の笠井#13
「ボールが見えてたので、あとは乗り出しのタイミングとかヘッドの使い方とかができれば打てるなって思っていて、いつも逆方向を意識しているんですけど、逆方向からセンターよりちょっと右くらいに変えて、そしたらバットの出るタイミングが良くなって、打てる気は3打席目からはしました。長打があったほうがいいかなって思うのでパワーをつけて体重も増やしてしっかりバットにつけていきたいと思います。」

1番に昇格し、3安打猛打賞の活躍・小野大#32
「今日も同様、運が良かったと思います。思い切り振ろうと思ってますが、良いところにいったので、その結果は謙虚に受け止めてこれからもやっていきたいなと思います。優勝は無くなってしまって、モチベーションをチームとしてあげていくのはなかなか難しいと思うのですが、次の新チームに流れを作れるようにフレッシュさを出して、チームを盛り上げていきたいなと思います。」

リーグ戦初スタメンの敷名#31(社2=神戸国際大附)
「今日が初スタメンだったのですが、みんなから「思い切っていけ」と言われていて。四年生とできるのも残り少ないので、チャンスをもらったので全力でやろうと思っていました。バントを失敗して(笑)やばいなあと思ったのですが、打てるところにボールがきて、安打になりました。優勝はなくなったのですが、普段から四年生とは仲良くしてもらっていて。ベンチに入っていない四年生たちの分も必死でやるしかないと思っています。」