■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)男子シングルス1回戦、第3シードで世界12位の錦織圭(日本/日清食品)が、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し世界110位の杉田祐一(日本/三菱電機)に6-4…

■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)

男子シングルス1回戦、第3シードで世界12位の錦織圭(日本/日清食品)が、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し世界110位の杉田祐一(日本/三菱電機)に6-4、6-1で勝利した。第1セットは調子が上がらず、バックハンドのミスが見られる場面もあった錦織だが、第2セットは4度のブレークに成功。日本勢対決を制し、2回戦進出を決めた。

試合後、錦織は杉田との試合について「日本人の選手と対戦することが少なかったので、なるべくやらないように願っていました。お互い良い試合ができたかなと思います。最初はなかなか楽しめませんでしたが、徐々に良いテニスが出来てきて、良い終わり方ができたかなと思います」と話した。

錦織は2回戦で世界63位のブノワ・ペール(フランス)と対戦する予定だ。

予選勝者で世界273位の綿貫陽介(日本/日清食品)は世界44位のロビン・ハッサ(オランダ)に6(7)-7、6-4、6-1と逆転で勝利した。20歳の綿貫は7月の「ATP500 ワシントンD.C.」に続きこれが自身2度目のツアー本戦出場。1度目はフルセットの末敗れており、今回がツアー本戦初勝利となった。

試合後の記者会見で勝った時の気持ちを聞かれ「結果を出さないといけないという気持ちが強かったので、すごく嬉しかったというよりも、どちらかと言うと良かったというのが試合終わったあと一番にきました」と綿貫は語った。そして次戦、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)との対戦について「僕が有利なのは相手にとって情報が少ないということ、日本ということ。(予選含め)3試合に勝っていることが僕にとって大きい」「思いっきり勝ちにいって、頑張って勝ちます」意気込みを話した。

■「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月29日~10月7日/ハードコート)

女子シングルス1回戦、第8シードで世界6位の大坂なおみ(日本/日清食品)が予選勝者で世界91位のザリナ・ディアス(カザフスタン)に6-4、6-3で勝利。第1セットを先取した大坂は、第2セット第1ゲームでいきなりブレークに成功するが、直後にブレークバックされる。しかし、その後も落ち着いたプレーでセットを連取した。

直前の「武漢オープン」はウイルス疾患のため欠場していた大坂だが、ストレート快勝で2回戦進出を決めた。

女子ダブルス1回戦では、青山修子(日本/近藤乳業)/リジア・マロザワ(ベラルーシ)がラケル・アタウォ(アメリカ)/アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)に6-3、4-6、3-10と逆転負け。直前の「武漢オープン」でもペアを組みベスト4進出を果たしていた青山/マロザワだが、今大会は初戦敗退となった。◇   ◇   ◇

【10月1日 主な試合結果】

◆「楽天ジャパンオープン」

男子シングルス1回戦

〇[3]錦織圭(日本/日清食品)6-4、6-1 ●[WC]杉田祐一(日本/三菱電機)

〇[Q]綿貫陽介(日本/日清食品)6(7)-7、6-4、6-1 ●ロビン・ハッサ(オランダ)

〇[6]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)6-3、6-4 ●アドリアン・マナリノ(フランス)

〇デニス・シャポバロフ(カナダ)6-3、3-6、6-2 ●[7]チョン・ヒョン(韓国)

〇[Q]ダニール・メドベージェフ(ロシア)6-4、6-4 ●[4]ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

◆「チャイナ・オープン」

女子シングルス1回戦

〇[8]大坂なおみ(日本/日清食品)6-4、6-3 ●[Q]ザリナ・ディアス(カザフスタン)

〇[2]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)6-2、6-3 ●ベリンダ・ベンチッチ(スイス)

女子ダブルス1回戦

〇ラケル・アタウォ(アメリカ)/アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)3-6、6-4、10-3 ●青山修子(日本/近藤乳業)/リジア・マロザワ(ベラルーシ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」1回戦での錦織

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)