「全米オープン」（アメリカ・ニューヨーク／8月27日～9月9日／ハードコート）の大会12日目、男子シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル（スペイン）が第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ（アルゼンチン）と対戦。第1セットは…

「全米オープン」（アメリカ・ニューヨーク／8月27日～9月9日／ハードコート）の大会12日目、男子シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル（スペイン）が第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ（アルゼンチン）と対戦。第1セットは6(3)-7でデル ポトロに先取された。

両者は過去に16回対戦しており、ナダルから見て11勝5敗と大きく勝ち越しているが、ハードコートの対戦に限ると5勝5敗のイーブンとなっている。今年は「全仏オープン」「ウィンブルドン」でも対戦しており、いずれもナダルが勝利。グランドスラム3大会連続となったこの対戦、勝利するのは昨年覇者のナダルか、2009年覇者のデル ポトロか。注目の一戦となった。

第1セットはナダルのサービスゲームから。第1ゲームでいきなり15-40とピンチを迎えたナダル。ドロップショットで1本はしのいだが、続くプレーで22本のラリーの末にナダルがミスをし、ブレークを喫してしまう。しかし、続く第2ゲームでナダルはブレークバックに成功し、リードを許さない。

そしてここからお互いにキープが続く展開となった。第7ゲームを終えた時点でナダルがトレーナーを呼び、右膝の下部分にテーピングを施す場面があったが、メディカルタイムアウトではなく、深刻な怪我などではないようだった。

ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームで15-40とブレークポイントを握られたナダル。デル ポトロにオープンコートを作られたナダルは必死に追いつくもリターンがネットを越えられず、再びブレークを喫してしまった。

続く第10ゲームがデル ポトロのサービング・フォー・ザ・セットとなった。ナダルは膝のテーピングを取り、なんとかチャンスを作ろうとデュースに持ち込むと2本のセットポイントをしのいでブレークを果たし、ゲームカウント5-5のイーブンに戻す。

ここからお互いにキープし、第1セットはタイブレークに突入した。ナダルはショットがコートに掛かってアウトになり、先にミニブレークを喫してしまうも、すぐに返して追いつく。しかし、デル ポトロに再びミニブレークされると、ナダルは追いつくどころかさらにミニブレークを喫してポイント3-6と3本のセットポイントを握られた。そして最後はナダルのショットがネットを越えられず、6(3)-7で第1セットを落とした。

試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。（テニスデイリー編集部）

※写真は「全米オープン」準決勝で対戦中のナダル

(Photo by Al Bello/Getty Images)