遡れば、小学2年生の時。兄とプレーしたことが「パワプロ」との出逢いだった。

 

「兄の影響で、e-athleteとして今の環境がある」

 

そう話すのは、e-athleteケーバック選手だ。性格も真逆で「パワプロ」への関わりも違う、兄弟の存在からインタビューはスタートした。

KONAMI本社でインタビューに応じるケーバック選手

「兄の影響でe-athleteとしての今の環境がある」

 

そう話す、ケーバック選手。「パワプロ」を初めて触った日の記憶は、鮮明だ。

 

「小学校2年生の時、兄と一緒に「パワプロ」をやったのが最初です。」

 

兄のプレーする「パワプロ」に、気づけば自分がのめり込んでいた。幼い頃はケンカや衝突も多かった兄弟も、歳月を重ねるうちにいつの間にか解り合っていたのかもしれない。

どんなときも「パワプロ」が、2人を繋げていたからだろう。

 

「中学・高校と実際の野球が忙しくて「パワプロ」から遠ざかっていましたが、大学3年生(2016年)のときにふと「パワプロ」がやりたくなり「パワプロ2016」を購入。そのままオンライン対戦に熱中し、オフライン大会に興味を持ちました。」

 

ブランクを感じさせない実力は、オフライン大会でも頭角を表した。しかし、e-athlete ケーバックとしての道のりは順風満帆ではない。


『パワプロフェスティバル2016』では東京大会・埼玉西武ライオンズ大会に参加するも敗退。しかし当日予選を勝ち上がって決勝大会出場(一回戦)『パワプロチャンピオンシップス2017』では福岡大会オンライン予選を1位で勝ち抜くも、リアル大会で準優勝、決勝大会への出場はならず。


茨の道をずっと歩き続けた、苦労人e-athlete。

 

そんな彼の 座右の銘は「千戦千勝」

 

「とにかく負けず嫌いなんですよね」と話す、ケーバック選手。「とにかく1試合も負けたくない。100試合なら100試合、1000試合なら1000試合全部勝ちたい」と、大げさではなく本気で「千戦千勝」にこだわる姿勢には人並み外れたものを感じる。

 

もしも、子供の頃「パワプロ」に出逢ってなかったら?ケーバック選手の人生は、全く違う道のりを進んでいたかもしれない。

 

そして発表されたパワプロ・プロリーグの設立。満を持してエントリーした、プロテストオンライン予選は、東日本1位のスコアで突破。9/1の東日本選考会に向けて準備と環境は、整えたようだ。
 

「これまでのリアル大会では思うような結果が出せず、悔しい思いをしてきました。自分はもっとやれると信じて今年こそはやってやる、という気持ちです。結果にこだわり、プロテストを通過して人を感動させるようなプロ野球eスポーツ選手になります。」

 

ここまで真っ直ぐにプロの道へ突き進むと宣言する姿は、勇ましい。それは、野球に対する愛も込められている。

 

「野球が好きなんですよね。」

 

プライベートでは、野球観戦にも足を運ぶという彼は、今夏の高校野球から感銘を受けた。

「高校野球の西東京予選を神宮球場のバックネット二列目で見ていたのですが、代打逆転満塁ホームランを目の当たりにして感動しました。あのような試合を「パワプロ」でもできたらな、と思いました。」

 

すでにプロテストよりも先を見据えたケーバック選手。eドラフトも視野に入れたトレーニングを積んでいる毎日だ。eドラフト会議では、各球団が選手を各チーム3名指名していく。

 

プロテストへのエントリーを真っ先に報告されたという兄も、負けず嫌いの弟のプレーをどこか懐かしんでいるはずだ。そして「ケーバック」という選手を誰よりも応援しているに違いない。

 

運命の日は、2018年09月29日(土)。

負けず嫌いの「ケーバック」という名前を今から覚えておこう。

 

取材・文/スポーツブル編集部

写真協力/ Ryota

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