10回楽天無死三塁、島内が中前に決勝打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】 東北楽天の島内宏明が16日の千葉ロッテ戦で延長にもつれた試合に終止符を打つタイムリーを放った。 4月に右内腹斜筋損傷というアクシデントに見舞われ、約2カ月…

10回楽天無死三塁、島内が中前に決勝打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 東北楽天の島内宏明が16日の千葉ロッテ戦で延長にもつれた試合に終止符を打つタイムリーを放った。

 4月に右内腹斜筋損傷というアクシデントに見舞われ、約2カ月の離脱。打線のキーマンの一人として期待されていた島内不在の状況は、チームにも悪影響となり低迷の原因のひとつに上げられた。6月中旬に復帰してからは主に「3番・レフト」でスタメン出場を続け、持ち前の積極的な打撃で打線を引っ張っていた。

 後半戦初戦となったこの日。巻き返しを狙うチームは、随所で粘りを見せる試合展開に持ち込む。先制点を奪われた直後の5回にはアマダーの13号ソロで追いつき、再びリードを許した直後の9回には代打・枡田慎太郎が2号ソロ。最後まで諦めない姿勢を見せ延長戦へ突入すると、10回に島内が意地を見せる。この回の先頭・三好匠がスリーベースで無死3塁とチャンスを作った場面で打席に。1ボール2ストライクと追い込まれるも、4球目のカットボールを見事にセンター前へと運ぶ、貴重なタイムリーを放った。

 この一打が決め手となり、チームは後半戦白星スタート。ヒーローインタビューで島内は「しっかりつないでくれた三好に感謝です」と、最高のお膳立てをしてくれた後輩を称えた。チームは平石洋介監督代行になってから17試合9勝8敗と、復調の兆しが見え始めている。さらなる上昇を計るためには、島内の打撃力は欠かせないパーツとなるはずだ。