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元アメフト・河口正史、本場アメリカで自分より非力な選手に吹っ飛ばされて始まった研究とは(http://cocokara-next.com/athlete_celeb/masafumikawaguchi-american-football-01/)
前回は、私がなぜトレーニングの世界に入ったか、そのキッカケとなったアメリカンフットボール本場アメリカで出くわした衝撃の体験の話を書かせて頂きました。
今回はサッカーW杯に関連した話を書かせて頂きます。
「膝を主導で動く人」、「股関節を主導で動く人」、「仙腸関節主導で動く人」、それぞれの姿勢
サッカーW杯真っ只中。
日本代表も大躍進中ですが、外国人選手の体の使い方はやはり別格。職業柄、各国の選手の身体の使い方に目が行きます。
仙腸関節周辺を機能的に使える「クアトロコア」メソッドは、言い換えれば如何にブラジル人サッカー選手のように体を使うか、と言う事です。
「クアトロコア」の大事な要素は三つ。
〇ポスチャー
〇シークエンス
〇重心位置
「膝を主導で動く人」、「股関節を主導で動く人」、「仙腸関節主導で動く人」、それぞれの姿勢があります。
一番エネルギーを発揮する関節にエネルギーを溜めるためにそれぞれの姿勢が違うのは当然。
それぞれの体の使い方で、身体を動かす順番が違うのも当然。
それぞれの体の使い方にそれぞれの重心位置があるのも当然。身体を動かすには必ず土台が必要。
三つの要素のどれが一つ欠けても「クアトロコア メソッド」は完成しませんし、無理が生じます。
黒人選手に褒められる肉体を持っていた自分が、当たったら歯が立たない…
この無理が生ずると言うのが、まさしく「膝主導人間」だった私が現役時代に、アメリカ人コーチから「ケツを入れろ!」、「ケツで当たれ」と言われるがままやって感じた無意味さに繋がるのです…。
そもそも膝でジャンプする人間と骨盤でジャンプする人間では仙腸関節の動きは逆なのです。
そんなことも分からずに膝人間の骨盤の動きで「ケツを入れろ!」を実践しても骨盤周辺がブレーキを掛けてしまいます。
だったらまだ膝で当たった方がマシだと言う事で我関せず、自分のやり方を貫きました…。ガンガン脚を鍛えて「カーフレーズ」なんかやりまくってたわけです。
カーフに骨だけしか無いような黒人選手に「おまえのカーフ、スゲェな!」とガンガン褒められるのですが、当たったら全く歯が立たない訳です…。
自分のデカい筋肉より、一般女子の腰の方が強いと言う現実…
そらそうです。
カーフいくら強くしたって、一般女子の腰の方が強いでしょうって話です…(苦笑)。
今考えたら当たり前の話なのですが、当時の自分は「筋肉がでかけりゃ強いはず」これしか考えてなかったですね…。
トレーニング後にメジャー取り出して上腕をフレックスさせて測ったり、、ピーク時55センチありました…(笑)。
結論としては、フットボールにはあまり役に立たなかったですねぇ、、笑。
「クアトロコア」完成に辿り着くまでこんな話が山ほどある訳です…。
これを語り出したら、キリがないので今回はこの辺りで…。
[文:JPEC SHIROKANE 代表取締役 河口正史]
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
河口 正史(かわぐち・まさふみ)
日本人アメリカンフットボール選手の海外挑戦の道を切り開いたパイオニア的存在。海外リーグでの経験を基に日本人と欧米人のカラダの使い方を研究し、「4xCORE(クアトロコア)」メソッドを開発。
プロスポーツ選手、モデルをはじめ、600名以上(※2017年9月時点)に正しい姿勢とカラダの使い方を 指導し、パフォーマンスの向上に貢献している。
<経歴>
・サンクリメンテ高校にてアメリカンフットボールを始める
・立命館大学ではアメリカンフットボール学生日本一に貢献
・アメフット日本代表にも幾度も選出され、卒業後はNFLヨーロッパに渡り活躍
・NFLチーム「サンフランシスコ49ers」のキャンプに参加
・引退後、独自のトレーニングメソッドを世の中に普及すべくトレーナーとして活躍中
・NFL解説者としてNHK、G+などで試合解説も行なっている
JPEC SHIROKANE (https://www.jpectokyo.com/)