6月28日、東京ドームで行われた東日本社会人選手権第40回パールボウルは、オービックシーガルズとIBMビッグブルーが2年連続で対戦。オービックが28対2で勝利し、2年連続4回目の優勝を遂げた。オービックのパールボウル連覇は初。

オービックQBスカイラー・ハワード(ウエストバージニア大)はパスで14投7回成功102ヤード2TD、ランで9回走63ヤードと大活躍。MVPに選出された。オービック最初の攻撃シリーズでは、ハワードの2回のランで30ヤード前進。IBM にフェイスマスクの反則がありゴール前2ヤードから第1ダウンを得ると、RB望月麻樹(関西学院大)が押し込んで第1Q8分54秒に先制TD。第2Q6分0秒には崩れたところからWR木下典明(立命館大)に30ヤードロングTDパスをヒット。14対0と先行した。

ミスもあった。自陣7ヤードから始まった攻撃では、IBM DLチャールズ・トゥアウ(テキサスA&M大学コマース校)のQBサックでハワードがエンドゾーン内で倒れセーフティーに。前半残り40秒でオービックは敵陣12ヤードまで攻め込んだが、スクランブルしたハワードがボールをIBM守備DB中谷祥吾(関西大)に奪われてターンオーバーを喫した。その直前に守備の手がフェイスマスクにかかっていたことが見逃されてしまった不運もあったが、それは全く関係ないとハワードは言う。

「ファンブルの責任は自分にある。何が何でもボールを放してはいけなかった。ファンブル自体が悔しいし、レッドゾーンでファンブルしたのは尚更悔しい。夏の間、あのプレーを後悔し続ける」

プレーの結果の責任はすべて自分にある。ハワードのQBとしての誇りが垣間見られた。

後半は第3Q4分47秒にハワードからTEホールデン・ハフ(ボイシ州立大)へ10ヤードのTDパスを通し21点差に。以降はQBを菅原俊(法政大)に交代。第3Q10分25秒にRB李卓(慶應大)が9ヤードのTDランで追加点を挙げた。

「春季シーズンを良い形で終えることができたと思う。しかし、まだまだチームとしては取り組もことが多く、夏の練習が楽しみ。東京ドームは米国のスタジアムと比べても見劣りしない、素晴らしい環境。秋またここに戻ってくることが目標になる」

ハワードにとってパールボウルMVPは、秋にチームを日本一に導くための通過点である。