自国開催のラグビーワールドカップを1年3か月後に控えた日本代表が、ヨーロッパの難敵相手のテストマッチシリーズ「リポビタンD チャレンジカップ2018」を2勝1敗で勝ち越した。ティア1と格付けされる強豪国・イタリア代表との試合を1勝1敗で終えたあと、6月23日に愛知・豊田スタジアムで世界ランキングが1つ下(12位)のジョージア代表と対戦し、28-0で快勝した。これまで日本×ジョージアのバトルは接戦が多かったが、28点差は最大得失点差で、通算戦績は日本の5勝1敗となった。

 フィジカルが強いジョージア相手に、日本は一歩も引かなかった。逆にプレッシャーをかけ続け、相手の最大の強みであるスクラムでも、ほぼ互角に渡り合った。

 日本は前半3分、SO田村優のPGで先制。
 その後、危険なプレーをしたジョージアのFLが一時退出している間、数的有利を活かせなかったが、32分にPGで加点した。

 雨の影響で両チームともハンドリングエラーが多発し、ボールを動かしたい日本にとっては難しいコンディションだった。
 それでも、日本は敵陣でプレーする時間が長く、ハーフタイム前にも相手の反則でショットチャンスを得ると、プレースキックが不調だった田村に代わってFB野口竜司がPGを決め、9-0で折り返した。

 リードを広げたい日本は48分(後半8分)、敵陣22メートルライン内のスクラムで優勢となり、ジョージアはボールを持ち出したが、日本はディフェンスでプレッシャーをかけて奪い返し、つないで、交代で入ったばかりのLOヴィンピー・ファンデルヴァルトがピック&ゴーで突進してインゴールにねじ込み、貴重な追加点を挙げた。

 日本は52分にもディフェンスプレッシャーで相手に落球させると、ターンオーバーでワイドに動かし、WTBレメキ ロマノ ラヴァが5人のタックラーを振り切ってゴールに持ち込み、23-0と点差は広がった。

 66分にはSO田村がキックで敵陣深くにボールを転がし、WTB山田章仁とNO8姫野和樹がチェイス、ジョージア選手との競り合いからこぼれた球を姫野が拾ってインゴールに押さえ、トライが認められた。

 日本はジョージアの強力なドライビングモールにも耐え、接点でも奮闘。ディフェンスでも粘りがあり、ジョージアに得点を許さなかった。

 なお、後半には31歳のFL西川征克がフィールドに足を踏み入れ、日本代表初キャップを獲得している。

 日本代表は11月、東京・味の素スタジアムで世界ランキング1位のニュージーランド代表“オールブラックス”に挑み、欧州に遠征して、ジャパンの前指揮官だったエディー・ジョーンズが率いるイングランド代表とも対戦する。