昨シーズン後にヤマハ発動機ジュビロを退団したWTB/FBゲラード・ファンデンヒーファーの移籍先が決まった。同じ南アフリカ出身で、ブルズに在籍していたときの師匠であるフラン・ルディケがヘッドコーチ(HC)を務めるクボタスピアーズの一員となる…

 昨シーズン後にヤマハ発動機ジュビロを退団したWTB/FBゲラード・ファンデンヒーファーの移籍先が決まった。同じ南アフリカ出身で、ブルズに在籍していたときの師匠であるフラン・ルディケがヘッドコーチ(HC)を務めるクボタスピアーズの一員となる。6月7日に公式発表された。

 ファンデンヒーファーは2016-2017トップリーグのベストキッカー。今年はサンウルブズに加わり、自身にとって5年ぶりのスーパーラグビー参戦に燃え、負傷などもあって出番は遅れたが、6月3日のブランビーズ戦でサンウルブズデビューを果たした。

 新天地が決まった29歳のファンデンヒーファーは、「クボタスピアーズ、マネジメントの方々、そしてフラン・ルディケHCに対して、今回クボタスピアーズの一員になれる機会をいただいたことに感謝しています。私は、以前フラン・ルディケHCと一緒に戦う経験に恵まれ、今回再び彼からのコーチングを受けられること、そしてクボタスピアーズの一員に選んでいただいたことを心から嬉しく、光栄に感じています。これからクボタスピアーズのためにハードワークをし、サポーターの皆さんが誇りに思えるパフォーマンスと結果をチームが残せるように全力で努力していきます。クボタスピアーズのサポーターとファンの皆さん、クボタスピアーズにとってベストなシーズンとなるよう、これからも応援をよろしくお願いします」と意気込みを語った。

 そのほか、ブルズの共同キャプテンのひとりであるCTBバーガー・オーデンダールと、シャークス主将のLOルアン・ボタもスピアーズの一員となる。
 25歳のオーデンダールも、かつてルディケHCの指導を受けたことがあり、「フラン・ルディケHCは、私がブルズのシニアレベルでデビューした際のコーチでした。今回いただけたこの日本でのチャンスを最大限に活かし、クボタスピアーズの新たな力になれるよう、頑張りたいと思います」とコメント。
 南アフリカ代表に招集されたこともある身長205センチのボタは、「クボタの一員になるという素晴らしいチャレンジに恵まれ、これから始まることをとても楽しみにしています。日本の文化を学び、多くの素晴らしい選手がいるクボタのためにベストを尽くすつもりです」と語った。

 そして、シャークスからはもうひとり、FW2列と3列でプレーできる24歳のジャン・ドローストもクボタ入りが決定し、「私の人生における新たなステージの始まりに、心踊る気持ちです。フラン コーチやマネジメントの方々、そして選手のみなさんと共にプレーすることを楽しみにしています。今回このような貴重なチャンスを与えていただいたこと、大変感謝しています。日本の文化である名誉と尊敬から多くを学び、全力で取り組みたいと思っています」とコメントした。