「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の5日目、男子シングルス2回戦で第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)とステファノス・チチパス(ギリシャ)が対戦。大会4日目に6-2、2-6、6-4でティームが…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の5日目、男子シングルス2回戦で第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)とステファノス・チチパス(ギリシャ)が対戦。大会4日目に6-2、2-6、6-4でティームがセットカウント2-1でリードしたところで日没サスペンデッド(日没による順延)になっていたこの試合は、5日目に第4セットから再開され、6-4でティームが取ってセットカウント3-1で勝利し、3回戦進出を決めた。試合時間は2時間40分。

両者は過去に3回対戦しており、対戦成績はティームから見て2勝1敗で、3試合とも今年に入ってからのもの。チチパスが挙げた1勝が直近の「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」で、これが唯一のクレーコート対決ともなっており、試合再開後の行方が注目されていたが、やはり格上のティームが勝利した。

大会4日目の午後7時に始まったこの試合は、試合時間が2時間を越えたところで日没サスペンデッドとなった。パリはまだ午後9時でも明るいが、天候のことも考慮してか早めにサスペンデッドを決定し、第4セットを翌日に回すことにしていた。

第1セットの第1ゲームでブレークしたティームは、チチパスにブレークを許さずに第1セットを先取する。しかし、第2セットではチチパスに第4、6、8ゲームをブレークされてしまう。第3セットは、両者ともにキープをし合う展開だったが、終盤の第9ゲームにブレークしたティームがそのリードを守って第3セットを取り返していた。

再開された第4セットでは、ティームが第5ゲームにブレークに成功。そしてそのままリードを保って6-4で第4セットを奪って試合を終えた。

チチパスも第2セットを奪うなど奮闘したが、安定したプレーのティームが勝利することになった。

勝利したティームは、2回戦でエルネスツ・グルビス(ラトビア)を破ったマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と3回戦で対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は3回戦進出を果たしたティーム

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)