「ストラスブール国際」(フランス・ストラスブール/5月20日~26日/クレーコート)で5月23日、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)がダリア・ガブリロワ(オーストラリア)とのオーストラリア対決を制して、準々決勝への進出を決めた。スコアは…

「ストラスブール国際」(フランス・ストラスブール/5月20日~26日/クレーコート)で5月23日、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)がダリア・ガブリロワ(オーストラリア)とのオーストラリア対決を制して、準々決勝への進出を決めた。スコアは6-3、6-4、試合時間は1時間32分だった。

オーストラリア対決となった今回の試合では、ガブリロワが24歳で24位につけている。一方で、ストーサーは34歳で60位ながら、2010年には「全仏オープン」で準優勝と翌年の「全米オープン」で優勝したほか、昨年のストラスブールでも優勝するなど実績豊富。オーストラリアを代表する選手の新旧対決となった。

ゲームで先手を取ったのは、経験の豊富さで優るストーサーだった。第1ゲームの自身のサービスゲームをエースで締めてキープすると、同選手は、ガブリロワのダブルフォルトなどで2ブレークポイントのチャンスを掴んだ。

ガブリロワがいったんはファーストサービスも入れ、デュースに追いついたものの、ストーサーが、相手コート側のネット際にコードボールの落ちる幸運な得点に続き、ストロークの打ち合いを制してブレークを達成。1ブレークアップのリードを築いた。

その後、第1セットでは、両選手ともに相手にブレークを許さずに、序盤の1ブレークが決め手となり、ストーサーが6-3で奪取した。

第2セットに入ると、序盤にはガブリロワが主導権を握り、挽回するかに見られたものの、流れが行き来する展開となった。

2ゲーム目にガブリロワが、ストーサーに対して、2ブレークポイントを獲得。ストーサーは次のポイントで、強打しようとしたところをネットにかけてしまい、ブレークを献上し、ガブリロワがセット奪取に向けて前進したかに見えた。

ストーサーはしかし、1ブレークダウンの劣勢から巻き返しをさらに図った。7ゲーム目のガブリロワサービスで、同選手がリターンエースを決められるなど2ブレークポイントの劣勢に立つと、ストーサーが1ポイントをアウトで失点してしまったものの、ストローク戦で競り勝ってブレークにこぎつけた。

ストーサーはさらに、9ゲーム目でもブレークして5-4とすると、自身のサービスゲームをきっちり締めて白星を手にした。

ストーサーは準々決勝で、第5シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はサーブを放つストーサー

(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)